国勢調査から見る！40代で結婚できる確率【男女・各年齢別】

アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。

もうすぐ40代に突入、あるいは、すでに40代を迎えている人。

そんな独身者の方々にとって「自分がこの歳で結婚できるのか」というのは、気が気ではない話かと思います。

43歳未婚男

43歳もうすぐミドフォー、今から結婚できる？

40歳未婚女

あーもう40歳。結婚は絶望的なのかな

巷では「40代で結婚できる確率はたったの数%」などと、恐ろしいことも囁かれていますよね。

今回は、国勢調査の未婚率の数字を追いながら、40代で結婚できる確率を男女別・各年齢別に紐解きたいと思います。

宮﨑なお

私も40代で結婚しました（←40歳でIBJ婚）

国勢調査を使った「結婚できる確率」の考え方

国勢調査とは、政府が5年ごとに行う「日本に住む全ての人・世帯を対象とした統計調査（全数調査）」で、男女年齢別の未婚率も開示されています。

まず、この未婚率の変化を使った「5年以内に結婚できる確率」の考え方・算出方法を確認しましょう。

参考）平成27年（2015年）国勢調査
参考）令和2年（2020年）国勢調査

例）40歳が45歳までに結婚できる確率

ここでは、40歳未婚男性が45歳までに結婚できる確率を例に出します。

国勢調査によると、2015年に40歳だった男性の未婚率は、31.40%でした。

その40歳男性が45歳となる2020年、45歳男性の未婚率は、27.83%へと減っていました。

その差、つまり未婚率の減りは3.57%

未婚とは、未だかつて結婚したことがない（結婚経験がない）という意味ですので、

ということになります。

どうやら巷で「40代で結婚できる確率はたったの数%」という時、このパーセンテージが使われているようです。

ネット記事

40歳男性が5年以内に結婚できる確率はたったの3%です！！！

しかし、これは数字の誤用だと言わざるを得ません。

40歳男性が45歳までに新たに（初めて）結婚した割合は確かに3.57%なのですが、これはあくまで婚姻経験者（有配偶・離別・死別）も含む40歳男性全員に対しての割合だからです。

これでは、単に40歳男性全体のうちどれだけ婚姻経験者が増えたかを見ているに過ぎませんよね。

「結婚できる確率」という時、結婚していない・できていない人がどれだけ結婚したか・できたかを測る必要があります。

国勢調査から正しく「結婚できる確率」を導こうとするなら、分母を未婚者に絞った上で計算しなければいけないわけです。

×）40歳男性が45歳までに初めて結婚する割合 = 婚姻経験者の増加率

○）40歳未婚男性が45歳までに結婚する割合 = 結婚できる確率

つまり、正しい計算方法はこうなります。

結婚したことのない40歳男性の10人に1人以上が5年以内に結婚できていることが分かりました。

少なくとも40歳の未婚男性であれば、5年以内に結婚できる確率は「たったの数%」ではななく「10%は超えている」のです。

※これはあくまで未婚者に限定した話で、男性が再婚できる確率はまた別の話となります。ちなみに、IBJ成婚白書の統計では、男女ともに初婚より再婚の方が成婚しやすいという結果が出ています。

40代で結婚できる確率（国勢調査より）

40歳以外の各年齢についても、上と同じ要領で結婚できる確率を出しました。

未婚者の方は、2015年の欄の年齢を現在のご自身の年齢に当てはめて、これから5年以内に結婚できる確率を確認してみてください。

【男性】40代で結婚できる確率（各年齢）

43歳未婚男

43歳男性の未婚率は29.34%、これが5年後の48歳になると26.85%へと2.49%減る。43歳未婚男性が5年以内に結婚できる確率は8.47%（2.49÷29.34）！

【女性】40代で結婚できる確率（各年齢）

40歳未婚女

40歳の未婚率は20.54%、これが5年後の45歳になると18.25%へと2.29%減る。40歳未婚女性が5年以内に結婚する確率は11.14%（2.29÷20.54）！

男女ともに40代は結婚が難しくなる

40代未婚が結婚できる確率は、巷で噂されるほどには悪い数字ではありませんでした。

とはいえ、20代から30代、30代から40代へと、世代が上がるにつれ確率が鈍化していくことは否めません。

以下は、先ほど出した「各年齢の結婚できる確率」をグラフに起こしたものです。

未婚の人が結婚できる確率は、男女ともに、20代半ばがピーク。

以降は、年を重ねるにつれて徐々に減っていき、40代にもなれば10%を下回り始めることが分かります。

40代が絶望的とはいえないまでも、20代や30代に比べると苦しくなることは否めません。

そして、同じ40代でも、1歳を追うごとに結婚できる確率は少しずつ減っていきます。

これが真理なのです。

43歳未婚男

でも、未婚者=結婚したい人とは限りませんよね？

その通り。ここまで見てきた国勢調査の未婚者には、そもそも結婚意欲のない人も含まれています。

そういう意味では、「結婚できる確率」というより「（自然に/偶然に）結婚していく確率」と呼んだ方がふさわしいかもしれません。

40歳未婚女

40歳、普通にしてたら10人に1人くらいは結婚していく？

自然にでも10%程度の確率で結婚していけるのであれば、”まあまあ”だといえるかもしれません。

しかし、それはもはや運任せの結果。

結婚したいと切に願う人にとっては、運任せの10%はあまりに心許ない数字でもあるでしょう。

では、運に身を任せるのではなく、結婚したいと意欲を持って行動を起こした場合、確率はもっと上げられるでしょうか？

“婚活”して40代で結婚できる確率（三菱UFJリサーチ&コンサルティング）

三菱UFJリサーチ＆コンサルティングが2010年に発表した報告書によると、40代が”婚活”して結婚できる確率は、23〜50%でした。

参考）平成21年度ー略ー結婚相談・結婚情報サービス業界統計報告書

以下は、婚活サービス退会時の年齢別に、その後に結婚/婚約したかどうかを調査した結果です。

これを見ると、40代は、、、

利用したサービス内での結婚・婚約に絞っても、概ね、4人に1人は結婚できている（orできそう）ということになります。

利用したサービス外での結婚・婚約も併せると、半分近い人が結婚できている（orできそう）ことになります。

少し古いデータであり、サンプル数も国勢調査には到底及びませんが、それでも、結婚するために行動を起こせば、40代での結婚も夢ではないことをデータが語っています。

40代だからもう無理だ…

と諦めるのではなく、

40代でも、人生で一番若いのは今

と捉えて、正しい方向性で活動することが大切です。

なお、40代の婚活は時間が命。

こういったことで、ズルズルと無駄にする時間は1秒たりとも残されていません。

40代で結婚したいと考えるなら、予めこれらリスクが取り除かれた仲人型の結婚相談所での婚活をオススメします。

IBJで結婚できた40代のデータ

仲人型の結婚相談所といえば、業界最大手はIBJ。

さいごに、そのIBJの成婚白書のデータもみておきましょう。

IBJ成婚白書（2021年度版）は、2021年にIBJで成婚した約1万人（9,987名）の実績と傾向をまとめたものです。

IBJ成婚者の4人に1人は40代

IBJの成婚者の中には、どれくらい40代がいるでしょうか？

男性成婚者のうち40代が占める割合は32.3%、女性成婚者のうち40代が占める割合は18.9%でした。

なお、男性と女性で成婚割合に差があるのは、そもそも活動会員に40代男性は多いが40代女性は少ないという活動会員の分布に起因するもので、一概に男性より女性の方が成婚しにくいことを示すものではありません。

とにかく、男女を合わせて考えると、IBJの成婚者の約1万人のうち40代が占める割合は25%以上。

IBJ成婚者の4人に1人は40代ということになります。

もちろん、IBJでも、40代よりは30代が、30代より20代の方がより成婚しやすいのはいうまでもありません。

それでも、これだけ多くの40代がきちんとIBJでお相手を見つけて結婚できているというのは、心強いデータではないかと思います。

【男性】成婚までに約1年

IBJで成婚していく40代男性の活動イメージ（中央値）は、以下の通りです。

活動期間は1年前後、お見合いを13回行い、5名と交際して、結婚相手を見つけていきます。

【女性】成婚までに9〜10ヶ月

IBJで成婚していく40代女性の活動イメージ（中央値）は、以下の通りです。

活動期間は9〜10ヶ月、お見合いを10回前後行い、4〜5名と交際して、結婚相手を見つけていきます。

40代で結婚するイメージ、少しでも湧きましたでしょうか？

宮﨑なお

当社もIBJの結婚相談所。40代での婚活にお悩みならご相談ください！