アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。
お見合いの申し込みの返事について、
申し込んで1週間経ってるけど返事がないって、脈なしですよね…
期限ギリギリでOKきたけど、どうせ妥協でしょ?会う前から萎える💢
このような不安や苛立ちを抱く人は少なくありません。
お見合いを申し込んだのに返事が遅い時、それは脈なし確定なんでしょうか?
期限ギリギリできたOK返事は、あまり期待できないものでしょうか?
結論からいうと、返事の遅さと脈の有無は必ずしも関係ありません。
その理由を、IBJのお見合い成立・不成立の仕組みの観点から解説していきます。
ここを理解すれば、待つ間に無駄に悩んだり、会う前の偏見・先入観から解放されるかも。正しい知識は婚活のストレスを減らしてくれます!
お見合い申し込み〜返事までのIBJの流れ・仕組み
まず、IBJのお見合い申し込みの返答期限は10日間です。
申し込んでから音沙汰なく10日が経過すると、自動的に不成立となります。
例)1/1申し込み →1/12朝に不成立
上記のように、10日間経過後の朝(AM4:00過ぎ)にシステム上で自動処理されます。
勘違いしている方も多いのですが、この10日間のカウント起点は申し込み側が申し込みをした日です。申し受け側が申し込まれた日ではありません。
そして、申し込んだ日と申し込まれた日はイコールとは限らず、ズレていることも多々あります。
このカラクリを解説します。
IBJで「お見合いを申し込んでから返事が来るまで」の流れを図にしてみました。
会員Aさんのお見合い申し込み(①)は、直接すぐに会員Bさんには伝わらず、仲人A(②)→仲人B(③)を介してやっと伝わることになります。
これを取次といいます。
会員Aさんのお見合い申し込みが会員Bさんに伝わるまでに、2回の取次が発生しています。
ここからやっと、会員Bさんがお返事を検討し始めます。
そして、会員BさんがOKボタンを押す(④)と、これまた会員Aさんには直接すぐには伝わらず、仲人Bの取次(⑤)を経て、晴れてお見合い成立となります。※2022/11/15、システム改修により⑤の工程はなくなりました!
ちなみに、会員Bさんが④でNG返事の場合、NGボタンが押された段階で、仲人B・仲人A・会員Aさんの全員に同時に「不成立」としてシステム反映されます(通知はないので、不成立一覧で確認が必要)。
①Aさんのお見合い申し込み
②Aさん側仲人の取次
③Bさん側仲人の取次
④AさんのNG返事(一斉にシステム反映)
なお、10日経過時点で進捗が④未満だと、10日経過後の朝4時ごろに自動でお見合いが不成立となります。
見ての通り、一つのお見合いが成立するまでに、2回の取次がありました。
①Aさんのお見合い申し込み
②Aさん側仲人の取次
③Bさん側仲人の取次
④BさんのOK返事
この取次は、すぐに行われるとは限らず、仲人が他の業務に追われていたり、定休日を挟むことでタイムラグが生じます。
このタイムラグ込みの①〜④までのトータル期限が10日間であって、会員Bさんがお返事の検討にたっぷり10日間を使えるわけではないのです。
え、そうだったの!?
例えば、こんな感じ↓
この例では、お見合いを申し込んでから8日目の夜にお見合いが成立しています。、(システム改修で、⑤の工程がなくなったことにより)7日目にお見合いが成立することになります。
あなたが会員Aさんだとすると、「7日経ってのOKなんて…」「どうせ妥協でしょ💢」「やる気ないんだろうなぁ」などと感じるかもしれません。
しかし実際は、申し受けた会員Bさんは3日ほどできちんと返事をくれています。
お返事が遅いのは必ずしもお相手の気持ちの問題ではない。
これを理解しておくと、少しは心穏やかに過ごせるのではないでしょうか?
素朴な疑問ですが、取次って必要ですか??
直接連絡が届く方が、スムーズなような…
申し込みが相手に直接行かずに、必ず取次を挟むようになっているのは、大きくは2つの理由からです。
- 会員に代わって仲人が相手を弾くため
- 会員のミスを取り消すため
つまり、取り次がないケースがあるということです。
えっ、取り次がないこともあるの!?
会員に代わって相手を弾く
取り次がないケースで最も多いのは、
- 真剣交際に進むことが確定している(システム処理前)
- 会員さんの依頼で仲人ブロック
- 仲人が自主的にブロック
といったように、会員さんに代わって仲人が相手を弾くケース。
真剣交際に進むと他の方とのお見合いはできなくなりますが、真剣交際の告白完了〜ステータス変更(ハートマークへの切り替え)には数日かかることがあります。
この間、実質真剣交際中なのに、システム上はお見合いの申し込みが来てしまう。それを仲人が取り次がないようにします。
また、たとえば、20代女性会員さんが「50代以上の男性の申し込みに傷つく」のであれば、仲人が取り次がずに弾く場合があります。これを予め会員さんと取り決めて行う場合もあれば、仲人が自主的に行う場合もあります。
他にも、男性会員さんの「同い年以上の女性は無理なので、絶対取り次がないでください!」という要望を受けて、仲人が一定年齢以上の女性を弾いていることもあります。
※仲人ブロックの方針は相談所により様々です。当社の場合は、特に仲人ブロックは行っておりません。
会員のミスを取り消す
また、数としてはそう多くないのですが、
- 誤って申込ボタンを押してしまった
- 勘違いで申し込んでしまった(お相手の住所見落とし等)
- 当面スケジュールが空かないのに申し込み続ける
このように、単純な操作ミスもあれば、会員さんが非現実的な申し込みを行うこともあります。
こんな時には、会員さんからの連絡を受けて、あるいは、仲人が会員さんに確認した上で、取り次がない(取下ボタンを押す)ことも。
なるほど、取次を挟まないと困る事も多いのかぁ
色々意見はありますが、少なくとも現在のIBJでは、取次を挟むことはミスやトラブル防止のための必要措置として考えられています。
お見合い申し込みの返事が遅いorギリギリになる3つの理由
ここまでの話から、お見合い申し込みの返事が遅い時に考えられる3つの理由をまとめます。
3つの要因が少しずつ絡んでいることもあれば、どれか一つの要因だけが足を引っ張って返事が大幅に遅れていることもあります。
まずは単純に、相手が返事を出すのが遅いということ。
返事に数日かかるくらいならまだしも、仲人たちがどんなに迅速に取り次いでも、期限ギリギリまで(あるいはそのまま)返事を出さない人もいます。
返事が遅い(返事がない)理由は、
- 婚活に対するやる気が薄い
- 断るのが面倒(放置で自動不成立へ)
- たくさん申し込まれて捌けない
- 迷ってなかなか決められない
- 現在の交際状況の進捗次第で決めたい
など様々ですが、なかでも放置(自動不成立狙い)が常態化している方が多い印象です。
また、お相手の仲人の取次が遅いことも十分考えられます。
取次作業自体はボタンを押すだけと非常に簡単なのですが、リソース不足(仲人が他の業務に追われて多忙)や意識の低い相談所では、その作業が後回しになることも…。
不運にも定休日と重なることだってあります。
もちろん、それでも当日〜翌日中に取次処理されれば、大きな支障はありません。
しかしながら、取次されずに何日間も放置されることもあるわけです。
当社の会員さんにお見合いの申し込み(申し受け)が来たので、すぐに取り次いだが、不思議な事にお返事期限間近となっていた。
よくよく確認すると、お相手の申込日時は7日も前。つまり、お相手仲人が取り次いだのが今日(7日後)だったという話。※仲人の画面では、申込日時と取次日時が確認できる。
残り3日でバトンを渡される当社会員さんも迷惑、お相手はお相手で当社会員さんの返事が遅いと不満に感じているかもしれない。一体誰得であろうか…
少し極端な例ですが、これらは結婚相談所を運営しているとしばしば見かけるケースでもあります。
ひどいですね!
もちろん、きちんとやってくれている相談所が大多数ですが、一部の相談所ではこのようなこともあるんです。
最後に、意外と盲点なのが自分の仲人の取次スピード。
相手の相談所で起こることは、当然ながら自分の相談所でも起こりうることですよね。
そういう意味でも、所属する相談所の見極めは大事!
お見合い申し込みの返事にかかる期間、平均何日くらいか?
「お見合い申し込みの返事は、三者が絡むのだから遅くても仕方ない」
そうはいっても、やはり相場というのはあります。
申し込んで返事がくるまで、何日待てばいいですか?
普通はどれくらいでお見合い成立するのか知りたい
IBJが出している統計データというわけではありませんが、現場の感覚をいうと「良いお返事は5日以内にくることが多い」です。
言い方を変えれば、「結果が出るのはだいたい5日以内」であり、それを超えたら「お断り」または「自動不成立」になることが多いように思います。
自分の仲人さんが取り次ぐのが遅いとしても、本人がすぐ返事を出せば5日以内には相手に伝わりますもんね。
はい。もちろん双方の仲人さんが取次が遅いタイプであれば、本人がすぐ返事を出しても5日以上はかかっちゃいますが、そんなことは稀なので。
遅くても成立するお見合いはありますし、ギリギリに決まったお見合いでも会ってみたら素敵な人だったということもなくはありません。
しかし、時間のロスや心の消耗を避けるという意味では、「申し込んで5日過ぎたら、気持ち切り替えよう!」「次の申し込みをかけてみよう!」という心構えもあった方がよいのではないでしょうか?
「返事が遅い人」と思われないためにすべき2つのこと
お見合い申し込みの返事が遅いと不安になるのは、相手だって同じ。
「この人、返事が遅いなぁ」と相手に悪い印象を持たれてしまうのは損です。
今回、お見合い申し込みの返事が遅くなる裏事情をお伝えしてきましたが、そこには「自分がそう思われないためのヒント」もいくつか詰まっていました。
- 申し込まれたら返事はすぐ出す
- 取次が迅速な相談所に所属しておく
この二つです。
当然ながら、返事が遅い人より早い人の方がお相手からの心証もよく、その後もうまく進みやすいです。
それには、自分の対応だけではなく、相談所の協力も不可欠ということです。
さすがにお相手の相談所のスピードまではコントロール不可ですが、自分と自分の相談所のスピードだけは気をつけたいですね。
迅速に取り次いでくれる結婚相談所の見極め方ってありますか?
まずは、無料相談を申し込んだ時のレスポンスが迅速か。これが大前提です。
次にどこをチェックすれば?
あとは、定休日が多過ぎないか、仲人の勤務日が少な過ぎないか。定休日の多い相談所や、シフト制で週3日勤務の仲人さんなんかもいます。休み中でも取次がある(or代理で誰かが行う)のであれば問題ないですが…
※定休日やお休み自体は問題ではありません。相談所や仲人も休む権利はあります。しかし、それが多すぎる上に、その間の取次が滞るのであれば少し考えものということです。
大手の相談所と個人の加盟店だと、どちらがよさそうですか?
大手か個人かは関係ありません。大手だろうが個人だろうが、取り次ぐのが遅いところは決まっていつも遅い印象です。
大手は体制次第、個人は仲人のやる気次第なのかな。
はい、その通りです。大手に行くなら仲人より組織体制の見極めを、個人の小さい相談所ならその仲人が意欲的で信用できそうかを決め手にされるとよいと思います。
なお、当社に定休日はありません。また、営業時間内外にこだわらず、就寝中以外は迅速に取次をしております。
【まとめ】お見合い申し込みの返事が遅い=脈なしと限らない
お見合い申し込みの返事が遅くても、ギリギリにOKがきたとしても、それが脈なしとは言い切れない理由。
- お見合い申し込みの返答期限は10日間
- 申し込まれた日ではなく申し込んだ日から計算開始
- 申し込みは直接相手に行かない(申込日と申受日はズレやすい)
- 双方の相談所の取次が発生(成立までに3回ある)
- 成立(不成立)には相手/相手仲人/自分仲人の三者が絡む
- 普通に対応しても三者が絡むと遅くなりやすい(定休日もある)
- 迅速に対応しても誰か一人が異様に遅いと返事は遅くなる
- 返事の遅さは、お相手のせいだけじゃない可能性
そもそもお見合い成立率はとても低いもの。
IBJのお見合い申し込みの成立率について【男女年齢別あり】一球入魂で申し込むより、一気に申し込んだらあとは忘れて、お見合いが成立した時に思い出すくらいが◎
そして、相手からきたOK返事が期限ギリギリだったとしても、お見合いでは先入観や偏見なしで会ってみてくださいね!