アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。
当社の46歳男性会員様(初婚/以下、Sさん)が、活動4ヶ月で成婚退会となりました。お相手は、40歳女性(初婚)です。
当会員様:46歳男性(IT関連職)
お相手様:40歳女性(事務・管理系職種)
成婚レポートをお届けします。
実績 | 移行率 | |
---|---|---|
活動期間 | 4ヶ月 | |
申込 | 69件 | |
申込OK | 7件 | 申込成立率:10.14% |
申受 | 5件 | |
申受OK | 2件 | |
お見合い | 9名 | |
仮交際 | 4名 | 仮交際成立率:44.44% |
真剣交際 | 1名 | 真剣交際移行率:25% 成婚成立率:100% |
出会い方 | 申込 | |
交際期間 | 3ヶ月 |
※当社の成婚レポートは、入会時に掲載同意書にサインを頂いている方のみの分となります。
初回無料相談にて
お勤め先の業績に波があったこともあり、30代では落ち着いて結婚を考える余裕がなかったSさん。
気づけば40代に。
「もう40代半ばだし、自分は一生独身で行くんだろうな」
漠然とそう思いながら過ごしていたそうですが、たまたまふと観たYouTubeの婚活動画で昨今の婚活事情を知るにつけ、興味が湧いてきたそうです。
「仕事も落ち着き、少し生活に余裕が出た」
「今ならやってみる価値はあるのではないか?」
そう決意を固め、当社にお問合せくださいました。
婚活未経験ながらも、事前にYouTube等でよく勉強してくださっていたSさん。
無料相談には、なんと婚活用にあつらえたという素敵なオーダーメイドのスーツ姿でお越しくださいました。
(※当社の無料相談は、ラフな私服で構いません)
それだけでなく、
- 必要書類(独身証明書や住民票、収入証明など)
- プロフィール写真
も全て揃えてご持参するなど、事前の用意も凄すぎる!
(※当社は、無料相談時に書類や写真はご持参不要です)
そして、私の話をじっくり聞いた上で、その場でご入会を決めてくださいました。
(※当社は、無料相談時にその場で入会を迫ることも、決断する必要もございません)
ご入会の意思を頂いたところで、私からは2点提案させて頂きました。
それは、「ネクタイの変更」と「写真の撮り直し」。
まず、オーダーメイドの立派なスーツに反して、唯一、ネクタイだけがミスマッチに感じてしまうものでした。
Sさんは私からの提案を快諾くださり、解散後に私がLINEでお送りしたネクタイの中から、ご自身でも納得できるものをその日のうちにご購入くださいました。
そして、次にプロフィール写真。ご自身で探した写真館で、せっかくお撮り頂いたお写真でしたが、
- 殺伐とした背景
- 白塗りし過ぎたメイク
- ぎこちない不自然なまでの笑顔
のせいで、実際よりも老けてみえる結果に。
色んな意味で、目の前にいるSさんの良さが全く出ておらず、本当にもったいないと感じました。
(ちなみに、紺のスーツがその写真ではなぜかグレーに見える不思議…)
撮り直しは再度お金がかかってしまうことになりますが、私のそんな提案にも嫌な顔ひとつせず、
「分かりました!撮り直します」
とご快諾くださいました。
プロフィールづくり
プロフィール写真の撮り直しには、私も同行し、こんな感じで行われました。
買い直してもらったネクタイも、バッチリ!
笑顔に苦戦しながらの撮影でしたが、写真の仕上がりをみて、
「前の写真と全然違います!」
と驚いていたことを思い出します。
また、たくさんの写真の中から、ベストショットを私がお選びしたのですが、
「自分だったら、どれが良いのか分からないので本当助かります💦」
ともおっしゃっていました。
実はSさん、才能豊かな反面、趣味やライフスタイルにもこだわりの多い方でした(ご本人からそう申告あり)。
ご本人の言葉を借りれば、オタク気質。
自己PRでは、それを女性にどうお伝えし理解してもらうかがキモになります。
良い自己PR例をいくつかお渡しし、まずはSさんに書いてもらったのですが、あがってきたものはSさんの個性が消された内容で…。
どうやらSさん、ご自身の個性は婚活では不利になる(隠した方がいい)と考えたようです。
私は念のため、「結婚後に趣味やライフスタイルを全部捨てられるのでしょうか?」ということをSさんに問いました。
答えはノーでした。※もちろん、相手に合わせて譲歩する必要はあるし、ご本人もその気はあります。
そこで、「あえて自分を出す」という方向性を提案し、ご本人も納得の上、再度書き上げてもらいました。
その内容を添削させて頂き、ご本人の言葉として伝えた方が良い部分と、担当カウンセラーからのPRとしてお伝えする部分に選別。
結果として、
- 自己PR:約1500字
- 担当からのPR:約1400字
の大作となりました。これは、通常よりもだいぶ多い文字量。
もちろん、自己PRは長ければ長いほど良いというものではありませんが、今回は戦略的にこのような方法を採りました。
お見合い:9名
活動開始前には、
- 申し受け数にはあまり期待しないこと
- 申し込み成立率も平均6%程度(15〜16人に1人)
- めげずに申し込む必要がある
とうことをお伝えさせて頂きました。
いざ活動開始してみると、やはり申し受けはあまり来なかったものの、その分、申し込みをポチポチと頑張ってくださいました。
69件申し込んで7件もOKを頂くことができたので(お見合い成立率10%超)、46歳男性としては大健闘だったのではないかと思います。※40代後半男性の平均お見合い成立率は4.4%。
当初、活動計画を一緒に立てた際に、
「僕のようなスペックでは、月1件お見合い組めるかどうかも分かりません」
と弱気な発言をされていたのが、嘘のようです。
そして、実際のお見合いでも努力を欠かさなかったSさん。
- 初めてのお見合いが決まると、自主的に会場(ホテルのラウンジ)の下見に行き、実際にコーヒーを飲みながら、周囲のお見合いの様子やラウンジの雰囲気を掴む
- お見合い相手のプロフィールに記載されていた愛読漫画を、事前に買って読んでみる
など、脱帽レベルの予行練習をしてくれていました。←これは私が指示したわけではありません。
実際のお見合いでは、お断りを受けて凹むことももちろんありました。
しかし、お見合いが終わるとその場ですぐに詳しいフィードバック付きのお返事を常にくれるSさん。
おかげで、お相手相談所へのお見合い返事の取次も素早く濃いものとなり、その甲斐もあってか、9人中4人から仮交際のOKを頂くという快挙を遂げました。
ちなみに、成婚相手とのお見合いでは、珍しくSさんがお返事に躊躇していたのをよく覚えています。
その日は、いつもお見合い後すぐ来るはずのお返事が来ず、
「一晩ほど考えさせてください」
とだけ、歯切れの悪いメッセージが送られてきました。
気になった私が理由を聞くと、
「共感できる方だったが、あまりうまく会話ができなかった」
「相手からお断りがきても何も不思議ではない」
とのこと。
要するに、自分に自信が持てずに(相手の心を掴めてないのではと)迷いが出ているようでした。
(いつもはダメもとでも一旦はOK返事を出すSさんなのに、珍しいなぁ)
そこで、私はこうお伝えしました。
かしこまりました。
ここでは4点お伝えしますね。
①仮交際の意義
仮交際とは、そういった迷う部分も含めて、再度会って確かめてみるための機会でもあります。そこで「やっぱり違うな」と確信が持てたらお断りでも遅くはありません。お見合い段階で「迷う→だからお断り」だと少しもったいないです。
②お相手の意向は一旦度外視
お相手からのお返事がどうかは気にせずに、まずはSさんがどうしたいかで返答を出していくのが良いと思います。婚活では、相手の出方をうかがったり、駆け引きは無用です。意味がありません。
③先に断られた場合、悔いないか
上の②につながることですが、先方も迷っている場合、Sさんからのお返事次第で変わることもあります。お返事を遅くしている間に、先方が先にお断りを出してきたら、そこで試合終了。もしそうなっても悔いがない状態であれば、迷うのもアリ。悔いが残りそうであれば、なるだけ早く交際希望を出すに尽きます。
④もし仮交際ゼロだったらどうか?
もし昨夜の▲▲さんと仮交際成立しておらず、仮交際ゼロの状態だったら、やはり迷ったのか?についても一度考えてみてほしいです。気持ちの余裕がある故の迷いなのか、仮に気持ちが焦っていればOK出したのか。基本的には、まだ▲▲さんとの関係は安定段階ではないので、仮交際ゼロの前提で●●さんへの返事を考えるとよいかと思います。
以上を踏まえて、ご検討くださいね。
ルール上は返答期限は明日13時までですので、そこまででしたら違反ではありませんので!
その結果、
「もう一度会ってみたいので、交際希望出してみます」
というお返事をすぐにくれました。そして、めでたく仮交際成立へ。
ちなみに、Sさん談によると、お相手女性はSさんの自己PR文を読んで、自分と同じ匂い・似たところを感じ、
「この男性なら、私の話を色々聞いてくれるかも?」
とお見合いを受けてくれたのだそうです。
あの濃い自己PR文が功を奏した瞬間でした。刺さる人には刺さるのです。
仮交際:4名
Sさんが仮交際したお相手は、全部で4名。
年齢も39歳・40歳・42歳・47歳とバラバラでしたが、Sさん自身が女性の年齢に大きなこだわりがなかったこともあり、誰にも分け隔てなく接していたように思います。
常に2〜3名の仮交際相手がいる状態で、デートの段取りに苦労するなど、並行交際の難しさを感じたこともあったようですが、
「全員良い人ばかりで、びっくりしています」
「これで結婚できなかったら、もう僕には一生チャンスは回ってこないかも」
と、途中の面談でお話されていました。
聞くと、YouTubeを観て、婚活ではもっとヒドいことが起こる・ヒドい女性に出くわすものだと思っていたそう。
そんな中でも、Sさんは今回のお相手となった40歳女性に惹かれていきます。
「今後こんなにも気が合う人とは出会えない」
と内心思っていたそうです。
とはいえ、デート3回目を終えたばかり。
相手の気持ちがまだついてこないだろうと遠慮し、お相手にはもちろん、私にも本心を明かせずにいました。
そんな中、ミラクルが起こります。
3回目のデートを終えた数日後のこと、お相手相談所からの連絡。
●●はS様と真剣交際に進みたいと思っています。
●●が一番気にしていたの自身の趣味ですが、S様も似た趣味を持っていることで親近感が湧き、理解してくださるS様はとても大事な存在になった様でございます。そして、毎回とても楽しい時間を過ごすことができ、S様は穏やかで心地のいい存在だそうです。
お相手の方より、交際1ヶ月(デート3回目)にしての真剣交際の打診でした。
まさに、Sさんにとっては青天の霹靂のような真剣交際打診。無論、断る理由などありません。
私たちは、急遽作戦会議を開き、このままお受けするより、男気を見せて、次回のデートでSさんから改めて告白(正式な真剣交際の申し込み)をすることにしました。
そして、次回のデートで直接お相手に真剣交際を申し込み。晴れてIBJの画面もハートマークに変更されました。
活動開始から2ヶ月、お相手から出会って1ヶ月の出来事でした。
真剣交際:1名
急スピードで真剣交際に入ったお二人。
当然といえば当然なのですが、真剣交際中は、価値観の違いが発覚したり、すれ違いなどもありました。
しかし、その度にお相手相談所と連携しあって、軌道修正。
緊急性の高い時は、仕事帰りのSさんと急遽面談を設定させて頂くこともありました。
Sさんにとっては、多少耳の痛い内容や納得のいかない話もあったように思いますが、それでも、常に自分を見直し、お相手と向き合う努力をしてくださっていました。
その一方、裏ではプロポーズの準備に奔走。
〜〜〜
真剣交際開始から2ヶ月後、当初の予定通りにプロポーズを決行、お相手からYESのお返事を頂きました。
そして、ご成婚退会の運びとなりました。
お見合いから3ヶ月後、真剣交際2ヶ月目のことでした。
仲人あとがき
たった活動4ヶ月で、たったお見合い9名・仮交際4名の中から、しかも、お相手女性からの打診で、真剣交際に進み成婚されたSさん。
「運がいいな」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、Sさんが弛まぬ努力を続けたからこその結果であり、だからこそ掴めた運だと、私は思います。
〜〜〜
礼儀正しく、立派なスーツに身を固め、無料相談に現れたSさん。
無料相談の中では、
「自分のようなスペックでは、婚活では苦戦すると覚悟しています」
と何度もおっしゃっていたのが印象に残っています。
婚活YouTubeの手厳しい意見の数々を観て、そう感じているようでした。
しかし、私の目に映るSさんは、結婚を真剣に考えていて、婚活のことも事前にこんなにも勉強してきてくださり、才能を活かした仕事で申し分のない年収を得ている、十分過ぎるほど立派な男性。
立場上、『絶対結婚できる』とは口が裂けても言えませんが(これはSさん以外であっても同じ)、チャレンジしてみる価値は十分あるのではないかと、率直な意見をお伝えしました。
活動開始されてからは、少しでもうまくいくよう、後悔しないようにと、本当に細かいことまでアドバイスさせて頂いたのですが、
「もらったアドバイスは、できるだけ行おうと思いますので」
と、抜群の行動力とスピード感ですぐ実行してくださっていました。
ちなみに、これは私のアドバイスでというわけではないですが、喫煙者だったSさんは、婚活を機にきっぱりタバコもおやめになりました。
実際の婚活は、見ての通りで順調そのもの。
活動1ヶ月でお相手と出会い、活動2ヶ月で真剣交際に進み、活動4ヶ月目にして成婚となりました。
とはいえ、これだけの短期間であっても、非日常な断り断られを浴びるのが婚活。
側からみればスムーズでも、ご本人としては、気持ちがすり減ることも少なくなかったようで…。
最後の面談時には、
「もう二度と婚活したくないですね」
と、おっしゃっていました(笑)。
これは、婚活をした方全員に共通する意見かもしれません。
Sさん、この度はおめでとうございます。素敵なパートナーと、末長くお幸せに!