アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。
お見合い終了後の仮交際に進むかどうかのお返事、みなさんはどれくらいで返しているでしょうか?
返事は、翌日13時までにすればいいんですよね?
迷うので、相手から返事が来るのをまず待ちますね
それは、婚活では戦略なき愚かな行為かもしれません
今回は、お見合い後の返事が行くIBJの仕組みと、返事が遅いことで起こる弊害について解説します。
IBJのお見合い後の返事のルール・仕組み
IBJのルールでは、お見合い後のお返事期限はお見合い翌日の13時までとなっています。
・お見合いが終わったら
できるだけ当日中に担当カウンセラーまでご連絡ください。交際に進むかどうかの結論は、できるだけ早く出すのがマナー。遅くとも翌日の午後1時までにはご報告ください。
IBJルール&マナー
しかし、これはあくまでの会員様にとってのお返事期限。
相談所は、もらったその返事をお見合い翌日17時までに相手相談所に伝えることになっています。
8.お見合い日程調整と結果報告などについて
⑥お見合い実施後は、速やかに会員から報告を受け、相手方相談所にはお見合い日の翌日17 時までに連絡をするのがルールです。お見合いの翌日が休業日の場合は、原則当日中にお見合い結果の入力をしてください。翌日が休業日で対応が難しい場合は、必ず事前に相手方相談所から結果連絡が遅れることについての了承を得るようにしてください。お見合いの翌日に担当者がお休みを取る場合は、社内で引継ぎ対応をしてください。
IBJガイドライン(令和2年3月6日改定版)
そして、相手相談所がお相手に伝えて、やっと返事が伝わります。
つまり、お見合い後の返事は直接相手に行くのではなく、自分の相談所と相手の相談所の二者を介して、相手に届くということ。
もっというと、お見合い後の返事が相手に届くまでには、かなりのタイムラグが生じる可能性があるということ。
具体的な例を出すと、、、
あなたはAさんと16時にお見合いをし、その日の22時に仮交際希望を出した→あなたの相談所は19時で営業終了していたため、翌日12時に取り次いだ→その時、お相手相談所は別の業務に追われていて、Aさんに返事を取り次いだのは16時となった。
この場合、あなたの返事がお相手に反映されるまでには、18時間(22時→翌16時)かかっています。お見合いからは24時間経過しています。
- 会員の返事期限はお見合い翌日13時
- 相談所の返事期限はお見合い翌日17時
- お見合い後の返事は相談所2者を経由
- 相手に届くまでにはタイムラグあり
最悪は、返事が届くのがお見合い翌日17時以降ということもあり得るんですね
お見合い後の返事が遅い時のお相手の反応
お見合い後の返事が遅い人が、相手にどう思われるか考えてみましょう。
もし仮に、あなたが仮交際を希望しようとするお相手が、
- 自分に仮交際出すかどうかを迷っている
- 自分にお断りを入れようとしている
そんなケースにおいて、あなたが返事を出すのが遅いとどうなるでしょうか?
迷うくらいだし、返事が来ないからお断りでいいや
返事が遅いということはきっと脈なし。こっちも断ろうっと
と、先にお断りが届いてしまいます。
そうなれば、後の祭り。あなたがどんなに交際を希望していても、相手からお断りが来た時点で試合終了です。
くぅ、悔しい。ショッピングに寄るより先に返事出せば、結果違ってた?
このケースであなたができる唯一の策は、「断られる前に、相手の気持ちを動かす」すなわち「先にOK返事を出す」ことでした。
実際、返事に迷う人が、相手からの迅速なお返事を受けて、
だったら受けてみようかな💡
迷ってたけど、もう一度会ってみよう!
と仮交際希望に転じてくれることも、ないわけではありません。
確かに、僕もそういう経験あります
そして、そんなきっかけで仮交際が成立した2人が成婚していくことも、相談所では珍しくありません。
また、お相手がその日お見合いしたのはあなただけとは限りません。
午前にあなたとお見合いし、午後には別の方(ライバル)とお見合いした後、あなたがゆっくりしている間に、午後のライバルがすぐに返事を出していたら、どうでしょう?
こんなにすぐ返事くれるなんて嬉しいし、受けよう。もう1人も悪くなかったけど、返事も来てないし、もう手一杯だからお断りでいいや。
こんな風に差が際立ってしまい、あなたはライバルに競り負けてしまうかもしれません。
油断してた!夜に交際希望出せばいいやと思ってた!
たまに、期限ギリギリのお見合い翌日13時に「交際希望でお願いします」と送ってくる人もいるのですが、婚活を甘く見過ぎというか、スピードがものいう婚活においては、緊張感に欠けていると言わざるを得ません。
ライバルより早く、昨日のうちに返事を出していれば、運命が変わっていたかも…と悔やまれます。
お見合い後の返事が遅い=可能性が狭まる
ご覧の通り、お見合い後の返事を出さずにのんびりしてしてしまう人は、間違いなく、自分の可能性を狭めてしまっています。
もちろん、のんびりしているわけじゃなく、迷っていてすぐに返事が出せないこともあるでしょう。
たった1時間で判断しなければいけないお見合いですので、悩む気持ちも分かります。
しかし、それは相手だって同じ。
そして、最初はピンときてなかった2人が成婚まで進むケースも少なくないことを踏まえると、やはり理由はどうあれ、お見合い後の返事が遅い人は損でしかないのです。
相手より先に素早く返事を出せば、必ず交際成立する保証もないですが、返事が遅いよりは早い方が、確実に仮交際に進む確率は上がります(その逆はない)。
そしてなにより、相手から断られたとしても、やれるだけのことをやった上でのNG返事と、悔やむ余地を残した状態でのNG返事では、後味もだいぶ違ってくるのではないでしょうか?
正直、そこまで相手に媚びたくありません!
僕だってその程度の気持ちってことですよ。別にいいじゃない
きっとこういう人は多いと思います。
全てを理解した上で、先に返事を出さずに相手の出方を待つのも、一つの方法論でしょう。
しかし、結婚相談所での婚活を、ゲームに例えるなら、、、
- どちらが申し込んだか、どちらかが先に仮交際を希望したかは勝敗に無関係
- まずは会う/まずは交際してみる、そのカードをたくさん切れた人の勝率が上がる
つまり、このゲームの攻略方法とは、チャンスカードをまず手に入れること。これが、その後の婚活の成否を分けるのです。
そう考えると、本当の意味での賢い婚活戦略とは、
- 駆け引きなどせず、まずは仮交際を取りにいくこと
- 相手に判断を委ねずに、仮交際してみてから自分が判断する
ことではないでしょうか?
実際、スムーズに成婚していく人は、これが自然にできており、常にイニシアチブを自分で握っているように思います。
「迷ったらとりあえず仮交際希望してみよう」という精神は、婚活では武器です。
でも、僕がすぐ返事を出しても、相談所のせいで遅くなるんじゃないですか?
これはその通りで、相談所2者を経由する以上、あなたがどんなに迅速に返事を出しても、それがすぐに相手に伝わるとは限りません。
相談所の定休日や営業時間、さらには、担当者の業務次第で、返事が遅れて伝わることは多々あります。
しかし、だったらなおさら、自分がまずは一刻も早く返事を出さないといけないと思いませんか?
最初の一歩が遅ければ、その後、ドミノ倒しのようにどんどん遅れていくことだってあるのだから。
結局、相談所の対応がどうであれ、あなたにとっての最善策、つまり、あなたが唯一手を打てることは、
一刻も早く返事を出しておくこと
これ以外にはありません。
まとめ(返事をする側・待つ側の心構え)
ここまでの話をまとめると、お見合い後の返事が遅い人は、自らチャンスを逃すという意味で、婚活が難航しがちということです。
その一方で、返事を待つ側の人にも次のことがいえます。
相手からのお見合い後の返事の遅さと、相手の気持ちの程度は無関係
よく、お見合い後の返事が遅かったり、当日中にこないことで、
きっとお断りされる、だから自分も断ろう
これって脈なしだよね…
と考えたり、良いお返事であっても、それがお見合い翌日に届いてしまうと、
仮交際希望をもらえたけど、迷った上での妥協の返事かなぁ
と色々勘繰り、不必要に不安や不満を感じてしまう人が多いように思います。
IBJの伝達の仕組みを正しく知りさえすれば、そうとも限らないことは明白です。
- 返事を出す人は、より早く、迷ったら仮交際希望で
- 返事を待つ人は、冷静に、判断を早まらないこと
お見合い後の返事においては、この二つの心構えを持つようにしましょう!