アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。
IBJのお見合い後、お互いがまた会いたいとなれば「仮交際」に進むことになります。
この仮交際は、結婚相談所特有ともいえる男女のお付き合いの形態。
独特ですよね〜。最初【仮】って何??と思いました
実は数年前、IBJでは、【仮】というと混乱を招きやすいとのことで【プレ】交際へと名称が改められました。しかし、あまり浸透はしていないかも(笑)
恋人でもなければ、友達ともまた違う。
並行して、他の方とお見合いや仮交際もできる。
そんな仮交際では、どうやって相手と向き合えばいいんでしょうか?
今回は、「仮交際の進め方と仮交際中に確認すること」について解説します。
仮交際の進め方(デート毎の内容)
仮交際に進み、ファーストコールを済ませたら…
デート1〜2回目までは、お見合いの延長戦のようなもの。
時間は、慣れない二人でも疲れず過ごせ、余韻も残せる2〜3時間程度にとどめておくのがよいです。
内容は、シンプルに食事。お茶かランチかディナーかは問いません。
「初回は、お茶かランチが無難」とするアドバイスもありますが、お互いがよければ、初回からお酒ありの夜ご飯でも全く問題ありません。
また、仮交際成立からファーストデートまでは期間を空けずに。具体的には、1〜2週間以内のなるべく早いうちに会いましょう。
デートの曜日は土日等の休日がベストですが、止むを得ない場合は、平日の仕事帰りなどでも可。
ただし、1回目も2回目も平日の仕事帰りを提案すると、相手からは、
私(僕)の優先度は低いんだな
後回しにされてる?
と受け取られかねません。デートが平日ばかりにならないように配慮しましょう。※シフト勤務や平日休みの方はこの限りではありません。
1〜2回目のデートは、お試しで短時間とはいえ、日程調整には緊張感と誠意を持って臨んで頂きたいです。
では、1〜2回目のデートではどう過ごせばいいのか?
ポイントは、普通のデートと同じで、あくまで場を楽しむこと。これに尽きます。
話す内容は、趣味や仕事のこと、子ども時代や家族のこと、出身校のこと、地元の話、性格についてなど、なんでもざっくばらんに。
自己開示しながら、相手のことも知っていく。
あくまで、この段階は、二人の関係構築に努めるのがよいと思います。
婚活で出会った相手とはいえ、焦って結婚に関する踏み込んだ話をする必要はありません。
1〜2回目のデートでは、一緒にいて嫌じゃないことが見極められれば十分です。
なお、関係性が未熟なうちは、半日コースのお出かけデートやドライブデートは失敗のもと。
ぜひとも避けましょう。
時間:2〜3時間
内容:食事(お茶 or ランチ or ディナー)
日程:なるべく土日などの休日
point:場を楽しみ、お互いを知る
見極め:一緒にいて嫌じゃないか
非推奨:結婚について踏み込んだ話、お出かけやドライブデート
※デート1-2回目から意気投合し、かなり踏み込んだ結婚後の話ができるカップルもいます。二人がよければ、前倒しした進め方もアリです。
デート3回目は、少しずつ婚活のグラデーションがかかり始める時期。
食事だけのデートから卒業し、お出かけありの半日デートにもチャレンジしてみて欲しいです。
ということで、時間は3〜6時間。
デートの例としては、博物館や美術館、水族館、映画や庭園デート、東京タワーやスカイツリーなどの観光地巡り、イベント参加など。
そして、3回目のデートぐらいからは、結婚観などの踏み込んだ話を会話に交え始めて問題ありません。
といっても、お二人の温度感によっては、無理は禁物。
3回目のデートのあり方はというのは、本当に様々です。
まだお出かけデートには踏み切らずに、引き続き食事デートを続けることもあれば、結婚観の話が出ないまま、ただ楽しく過ごす二人がいても、おかしくはありません。
お出かけデートに誘われないってことは…
結婚観について触れられないけど、これ脈ナシ?
などと、一喜一憂するのはやめましょう。
「デート3回目の壁」とも言われ、まだ読めない間柄なので、お相手が深い話を遠慮していることもあります。
悶々するなら、自分で誘ったり、切り出してみることも婚活では大切。
もし3回目のデートでお出かけしたならば、長時間一緒に過ごせるかどうかも見極めましょう。
そして、3回目のデートでは、「次も会いたいか」ということも意識してみてください。
時間:3〜6時間
内容:お出かけ+食事(お茶 or ランチ or ディナー)
日程:土日などの休日
point:結婚観の話を交え始めてOK(しなくても◯)
見極め:長時間一緒に過ごせるか、次も会いたいか
3回目のデート振り返り
IBJでは、3回目のデートの振り返り入力をすると、今後の交際について、つまり「真剣交際に進むかどうか」の回答を求められます。
この時の選択肢は3つ。
- 真剣交際に進みたい
- 交際を終了しようか迷っている
- まだ決められない
決断を迫られるようで、少しギョッとしてしまう方もいるのですが、3回目のデートで必ず決めなければいけないわけではありません。
実際、「まだ決められない」と回答する方も少なくないので、ご安心を。
相手には伝わらないので、正直な気持ちをお選びください。
デート3回目で嫌でも意識することになる、お相手との真剣交際。
4回目以降のデートは、半日〜1日の遠出のデートも織り交ぜつつ、デート3回目でお伝えした内容を繰り返します。
ここからは、デート中に必ず結婚観の踏み込んだ話を交えていきましょう。
なお、IBJでは、お見合いから成婚退会まで3ヶ月が基本(延長で最大6ヶ月)。
成婚までには、仮交際→真剣交際というステップがあるので、
仮交際2ヶ月 + 真剣交際1ヶ月 = 3ヶ月
というのが基本形です。
実際、成婚する方をみていても、仮交際に充てる期間は1〜2ヶ月が多い印象。
そして、成婚するカップルのほとんどは、毎週会っている。
となると、真剣交際に移行するまでのデート回数は、3〜6回程度が標準だと考えられます。
もう一度いいます。
仮交際のデート回数は3〜6回(ちょっと多くても7-8回)です。
その後半戦、4回を過ぎても、結婚観の話もせずに会って談笑するだけなら、それはもう婚活とはいえないかもしれません。
自ら結婚観などについて質問してみるか、さもなくば、交際終了も視野にいれましょう。
4回目以降のデートでは、常に「真剣交際に進みたい」と思えるかどうかを見極めてください。
〜基本的に3回目と同様〜
時間:半日〜1日(遠出)
point:結婚観の話をする、できないなら交際終了も視野
見極め:真剣交際に進みたいかどうか
なお、このタイミングで手を繋いでみて、「生理的に大丈夫かどうか」をチェックしてみる人も多いです。
仮交際中に確認すること(真剣交際前のチェックリスト)
仮交際の進め方が分かったところで、もう少し具体的に、仮交際の中で確認しておきたいことをお伝えします。
まず、仮交際中にこんな行動が取れているか?
- デートは週1回くらい、無理なく双方から誘えているか
- 敬語がとれ、ニックネームや下の名前で呼べているか
- お互いの心地よい頻度で電話やLINEできているか(毎日〜数日おき)
- 二人の将来(仕事・住まい・家族のこと等) の話が少しずつできているか
あくまで目安ですが、成婚する方のほとんどは仮交際中にこれができている、という実績ベースのチェックリストです。
将来の話のレベル感
でも…まだ仮交際の身で、結婚観や二人の将来ってどこまで踏み込んでいいのかな?
そう戸惑う方も多いでしょう。
参考までに、結婚するにあたって必要な、結婚観・将来の話題には以下のようなことがあります。
- 結婚後の住まい(エリア・賃貸/購入)
- 結婚後の働き方(共働き/パート/専業主婦(夫))
- 子ども(希望有無/人数/タイミング/不妊治療等)
- 家事・育児の協力体制
- 家計管理
- 結婚式やハネムーンの希望
- 宗教のことなど
しかし、仮交際中にこれらを全てキッチリ固めないといけないわけではありません。
むしろ、踏み込んだ話は、真剣交際に入ってからする方が多いです。
仮交際中には、それとな〜く触れてみるとか、このうち各々が感じる大事なことだけに絞って、緩やかに話してみるのがよいのではないでしょうか?
さて、仮交際中に確認すべきことで、最も大事なのはこの気持ちの部分です。
- 疲れている時や忙しい時でも「会いたい」と思える
- 気になる所はあっても、他の良い所でカバーできている
- 素の自分を出せる、一緒にいて居心地がよい
- 「して欲しい」だけでなく「してあげたい」と思える
ここがクリアできているなら、将来像や条件のズレなどは、あとからどうとでも埋めていけるのではないでしょうか?
逆に、こう思えない相手とは、たとえどんなに条件が合っていても、真剣交際に進み成婚していくことは厳しいといえます。
ここは、妥協しないでくださいね
以上、「仮交際の進め方と確認すること」のスタンダードな考え方でした。参考にしてください!