アネマリ結婚相談所の宮崎なおです。
当社の47歳男性会員様(初婚/以下、Kさん)が、活動9ヶ月で成婚退会となりました。
お相手は、8歳年下の39歳女性(初婚)!
自身の目の障害が婚活のネックになってしまうと不安も抱えていらっしゃいましたが、この度、福祉の仕事に携わり、病気にも元々理解のあった、とても心根の優しい女性とゴールとなりました。
会員K様:47歳男性(自営業(会社組織))
お相手様:39歳女性(団体職員)
成婚レポートをお届けします。
実績 | 移行率 | |
---|---|---|
活動期間 | 8.8ヶ月 | |
申込 | 63件 | |
申込OK | 5件 | 申込成立率:7.9% |
申受 | 31件 | |
申受OK | 3件 | |
お見合い | 8名 | |
仮交際 | 6名 | 仮交際成立率:75.0% |
真剣交際 | 1名 | 真剣交際移行率:16.7% 成婚成立率:100% |
出会い方 | 申受 | |
交際期間 | 6ヶ月 |
※当社の成婚レポートは、入会時に掲載同意書にサインを頂いている方のみの分となります。
成婚アンケート
断続的にマッチングアプリはやっていましたが結果は出ずじまいでした。視覚障害が見つかってからは、より将来の安定と安心を求めるようになったのがきっかけです。理解し合えるパートナーが必要だと感じました。
マッチングアプリや他の相談所での経験から、月の申し込み件数が多いことがまず絶対条件でした。その上で、「障害をプロフィールに書くとマッチングしない」「書かずにマッチしても障害を話すと音信不通になる」経験から、プロフィールの添削など、仲人の方の親身で丁寧なサポートが受けられそうなことが決め手になりました。
視覚障害のために、お見合いの場所に出向くこと自体に不安がありました。また視覚障害を理解してもらうことや、コミュニケーションの頻度についてのすれ違いも悩みでした。
障害児(者)スポーツのサポートをされていることから、障害についての理解があり、話しやすく、自然体で接することができました。
彼女が私の障害について理解し、支えてくれると感じるなかで、私もごく自然に彼女のことを考えて行動していると気づいたタイミングがありました。
彼女はとても思いやりがあり、優しい人です。また仕事を通して上昇志向(会社の中の出世という意味ではなく、社会の中で役に立とうという意味で)のある人です。
写真撮影時の服装選び、自己PRの修正など、非常に早く、的確にアドバイスをくれたこと、またそれらが一つ一つ全て理にかなっていると感じたことが印象的でした。仲人推薦文はオリジナリティがあり、誰かと似ている「テンプレート臭」がなく、論文を書いている身としては文才が羨ましい限りです。
サポートが迅速、きめ細やかで良かったです。「精一杯やったけどダメだった」という結果も半分は覚悟して入った結婚相談所ですが、結果として、素敵なパートナーと出会うことができ、本当に感謝しています。
仮交際が終了した時などモチベーションが下がる事もありましたが、やめようと思う暇もなく彼女とお見合い、仮交際、真剣交際、成婚に至ったイメージです。
マッチングアプリや他の相談所で結果が出なかったので、私は自分のやり方やこだわりは捨てて、仲人さんのアドバイスを素直に受け入れることにしました。婚活は婚活のプロに伴走してもらうことが、幸せな未来への近道だと思います。
仲人から
40代で進行性の遺伝疾患(視覚障害)が発覚したKさん。
そのせいで婚活がうまくいかなかった過去もあり、そもそも自分は婚活をするべきかと思い悩まれていましたが、無料相談を通じて私が感じたのは、そうしたハンディを大きく上回るKさんの魅力でした。
旧帝大の理系学部出身で聡明。エンジニアとして独立し、ゆうに1000万円を超える年収もあり、自身の障害がわかってからは、仕事と並行して、母校の大学院の博士課程で福祉工学の研究も進めるなど、大変優秀で立派な志をお持ちの男性です。
お話すると、とても理知的なのですが、その中に見え隠れする不器用さや面白さもあって、どこか憎めないKさんのお人柄もよく伝わってきました。
きっと魅力をわかってくれる方はいる、病気だけで判断する女性ばかりじゃない、と思いました。
実際、活動をスタートしてみると、数ヶ月で女性からの申し込みは30件を超え、自分で申し込んだお見合いの成立率も8%近く出せました。※通常、40代後半男性のお見合い申し込み成立率は4.4%程度です。
お会いした方々はいずれも魅力あふれる素敵な女性ばかりで、思ったほど病気の影響は感じなかったというのが正直なところです。
もちろん、お見合いや交際においては、Kさんなりの苦悩はあったと思います。
お相手の反応を気にして、安全のために普段から使っている白杖を引っ込めてしまったり、本来は苦手で避けたいはずの人混みや薄暗い道を無理して歩き、転びそうになったり、それが原因でお相手に違和感を持たれた気がして、自信をなくしたり。
決してその女性たちが無配慮だったわけでもなく、誰が悪いわけでもないのですが、それゆえに、障害を理解してもらうことの難しさをより一層感じていたようです。
そんな中で出会えたのが、成婚相手となった女性でした。
福祉のお仕事に携わり、Kさんと同じ視覚障害の方と関わったことがあって、病名も元々知っている。デートでは、Kさんが苦手そうな場所があると自然と手を引いて先導してくれたそうです。
彼女と出会ってから、Kさんのデート報告には障害に関する不安などが書かれなくなりました。障害を気にせず一緒にいられるお相手と出会えたということだと思います。
Kさんも、甘いものが好きな彼女のために、お仕事前のデートにはお菓子の手土産を渡したり、仕事の都合で急にデートが変更になった際も快く応じ、すぐお店を探し直して予約したり、お仕事の悩みや転職の相談に乗ったり、自分なりに彼女のためにできることを考えて行動していました。
お互いの仕事の休みが異なるため頻繁には会えませんでしたが、その分、限られたデートの機会を大切に、ゆっくりと着実に関係を築いていかれ、双方の両親への挨拶も済まされた交際6ヶ月目で、めでたく成婚退会!
成婚のお祝い会には二人で来てくださいました。
(お写真非公開で活動されていたため会うまでわからなかったのですが)とっても可愛らしいお顔をしていて、想像以上に素敵でびっくり!
開口一番、「Kさんの推薦文が素敵で、こんな文章を書く仲人さんってどんな人なんだろうと思って、一度お会いしたかったんです!」と伝えてくださり、感無量でした。涙
お仕事で障害を持つ方と多く接してきた彼女だからこそ、障害に対するKさんの前向きな姿勢を尊敬できたそうです。
近々温泉旅行を予定していることや、いずれは登山にKさんを連れ出そうと思っていることなど、屈託のない笑顔で教えてくださり、とても楽しい時間となりました。
「病気である自分を含めて、好きになってくれる方と出会いたい」
「私も(視力が)普通じゃないところがあるし、人間ってそんなもんだよね、と思ってくれるような、(障害だけを特別視しない)そんな人間観を持った方に惹かれます」
初めてお会いした時にKさんがおっしゃっていたことです。
お店に入ってくる時も、帰り際も、Kさんの腕をさりげなく引いてあげる彼女の姿をみて、まさにその言葉を体現するパートナーと出会えたのだなと思いました。
末永くお幸せに!