アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。
IBJで真剣交際に入ったはいいが、具体的にどう進めるべきなのかと戸惑う方も多いのではないでしょうか?
今回は、真剣交際の基本的な進め方から、真剣交際中にやるべきこと・話すことリスト、デート内容やスキンシップにいたるまで解説します。
スタンダードな内容として、ぜひ参考にしてください
IBJの真剣交際の期間は1〜2ヶ月程度
まずはじめに、IBJの真剣交際の期間は1〜2ヶ月程度です。
厳密には、真剣交際の期間として定められたものはありませんが、IBJでは、お見合い日から起算して3ヶ月以内に成婚退会を決めるのが基本ルール。
交際期間について
お見合い後の交際期間はお見合い日から3ヵ月間がルールです。この期間内に担当カウンセラーまで、ご成婚(成婚退会)の意思表示をお願いします。
IBJルール&マナーより
例えば、仮交際に2ヶ月を費やしたとすれば、残りの1ヶ月が真剣交際期間となりますし、仮交際1ヶ月で真剣交際に入ったなら、真剣交際は長めに2ヶ月使うのもアリ。
とにかく、「仮交際と真剣交際を合わせて、3ヶ月で結論を出しましょうね」ということです。
実際、ほとんどのカップルは、お見合いから成婚退会までに3〜4ヶ月、そのうち、1〜2ヶ月を真剣交際に充てることが多いです。
※3ヶ月ルールは、事情により6ヶ月まで延長可能。そのため、例外的にではありますが、真剣交際期間が1〜2ヶ月を超えるカップルもいます。
【男女共通】真剣交際の進め方(やること・話すことリスト)
真剣交際に入ってから、男女共通でやるべきこと・話すべきことは、「将来イメージのすり合わせ」と「親への挨拶タイミング決め」の2点。
将来イメージのすり合わせは、主に以下の内容に集約されます。
- 子どもについて
- 結婚後の働き方
- お金や家計の管理
- 家事(育児)の分担
- 住まいのこと
すでに仮交際中に話している内容も含まれるかもしれませんが、真剣交際中にはより具体的にしていきましょう。
なお、ここでお互いの考えに違いが出ることは決して珍しくありません。
むしろ違って当たり前だと考え、相手と歩み寄る姿勢が大事です。
子どもについて
- 子どもが欲しいかどうか
- 何人欲しいか
- どのタイミングで欲しいか
- 不妊治療が必要となった場合の判断
子どもについての話し合いは、男性と女性で前提知識や負担の感じ方が大きく異なります。
なぜかカンタンに考えがちな男性と、(産む性だからこそ)リスクや負担に敏感な女性。
特に男性に知っておいてほしいのですが、若い女性でも不妊治療を要することは珍しくありませんし、男性不妊の可能性だってもちろんあります。
そして、産むとしたら、仕事・キャリアの犠牲を払うのも、心身の負担を負うのも、女性側。
その点を踏まえた話し合いができない男性は、女性からドン引きされて破局することにもなりかねません。ぜひとも、女性に配慮した話し合いに努めてください。
結婚後の働き方
結婚後の働き方には、
- お互い今まで通り仕事を続ける
- 片方が転職したり仕事をセーブする
- 片方が専業主婦(夫)になる
など色々なケースが考えられますが、何が正解かは二人次第。
現実的なことをいえば、今の時代、共働きを希望する男女が圧倒的に多いです。
しかし、子どもを望むなら、出産後はもちろんのこと、(するのであれば)不妊治療中の働き方にも考慮しなければいけません。
また、遠距離カップルや転勤族の場合は、パートナーに今まで通りに仕事を続けてもらうことや、共働きそのものが難しくなることも考えられます。
一方的な考えを押し付けず、二人の事情と照らし合わせて、決めていく必要があります。
お金や家計の管理
夫婦のお金の管理には、以下のようなパターンが考えられます。
- 共同口座に毎月定額を入れる(残りは自由)
- 項目別に支払い分担(家賃は夫・食費は妻etc)
- お金を一つにまとめ、夫婦お小遣い制
- 得意な方が一手に家計管理を引き受ける
- 生活費担当と貯金担当で分ける
仮交際中には細かく話せない内容ながら、いざ話してみたら、思わぬ考えの違いが発覚しやすいという難所。
真剣交際で、最も揉めやすい項目といえるかもしれません。
お金の価値観・経済観念のズレをうやむやにして成婚退会してしまうのは大変危険ですので、心ゆくまで話し合いましょう。
相手の借金の有無が気になる方は、ここでサラッと確認してみてもかまいません。なお、借金がある方は、仮交際中に申し出ておくのが誠実です。
家事(育児)の分担
一緒に暮らし始めてからの、家事の分担をどうするか。
生活が始まる前に細かく決めすぎるのは無意味ですし、きっちり折半にするのも現実的ではありませんが、考えを出し合ってお互いの姿勢を確認しておくことは大事です。
住まいのこと
- 成婚退会後の住居(エリア)
- 将来的な住居(エリア・賃貸か購入か)
成婚退会後は、一時的にどちらかの家に身を寄せるカップルもいれば、新たに二人の家を借りるカップルも。
借りる場合は、いつ頃・どのエリアで・どれくらいの間取りにするか、お互いの勤務先や家賃相場を考慮しながら話し合いましょう。
また、将来的な住まい計画についても、どのエリアで・賃貸か購入か、などお互いの意見を出し合っておくのがよいと思います。
もし、定年退職後など、ゆくゆくは地元に帰る意向がある人は、早めに伝えて相手の理解を得たいところです。
将来へのすり合わせと並行して、双方の親への挨拶のタイミングを決める必要もあります。
挨拶は、成婚退会前(真剣交際中)に済ませるパターンがほとんどですが、成婚退会後に行うこともなきにしもあらず。
さらには、成婚退会前(真剣交際中)でも、プロポーズ前に親への挨拶が必要と考えるお家もあれば、先にプロポーズが必要と考える女性もいます。
お互いの考えやお家の事情を尊重しながら、柔軟に決めるようにしましょう。
【主に男性】真剣交際の進め方(やること・話すことリスト)
男女平等が叫ばれる時代ですが、それでもやはり、婚活は男性主導で進めた方がスムーズ。
主に男性の役割として考えられる真剣交際のタスクには、「プロポーズの準備」と「婚約指輪の用意」があります。
- いつ
- どこで
- どういうシチュエーションで
- どんな言葉で
IBJでの成婚退会の定義は、プロポーズの成功(=婚約に至ること)です。
結婚相談所の外での出会いなら、明確なプロポーズなくして結婚することもあれど、結婚相談所で出会った以上は、ケジメとして・成婚退会の合図としてのプロポーズは必至。
苦手に感じる男性も多いところかと思いますので、ぜひ仲人さんに相談してみてください。
お店探しやシチュエーションのアドバイスだけでなく、必要であればお相手女性の要望をヒアリングしてくれることも。
少しハイランクのレストラン・ホテルなどでは、プロポーズプラン(コース料理+メッセージプレート+花束のセット)も用意されているので、活用しましょう。
プロポーズの言葉は、照れてごまかしたり、遠回しな表現よりも、「結婚してください」等のストレートなセリフの方が女性に好まれることを知っておいてください。
最近では婚約指輪不要派の女性も増えていますが、やはりふたりの記念のカタチとして「婚約指輪はほしい」と思っている女性が多数を占めます。
ここは、ぜひとも女性の気持ちを尊重してあげてほしいところ。
真剣交際中のデートで婚約指輪の話題を出してみて、相手の望みをさりげなくヒアリングしてみましょう。
なお、婚約指輪を用意する場合でも、男性が独断でブランドを選んでしまうのはよくありません。
女性にとっての指輪は、男性にとってのバイクや車と同じ。
プレゼントされるにしても、男性が「できれば車種は自分で選ばせて欲しい」と思うように、女性にだってお好みのブランドがあるということに配慮してあげてくださいね。
真剣交際のデート内容
真剣交際中のミッションは、結婚に向けた話し合い。
とはいえ、急に仕事の会議のように無機質になってしまうよりは、あくまで楽しくデートを重ねながらがオススメです。
仮交際中と同様、
- 週末のお出かけデート
- 仕事帰りの食事デート
といったデートはもちろん、真剣交際ならではの内容として、
- まったりお家デート
- IKEAやニトリで家具デート
- 家電量販店デート
- 不動産めぐりデート
など、結婚生活をイメージしやすいデートなども楽しんでください。
特に「お家デート」は、お互いの生活感を知って新生活に備えるという意味で、真剣交際中に必ず行うべきデートです。
IBJで真剣交際中、スキンシップやキスはOK?
IBJでは、仮交際か真剣交際に関わらず、交際期間中においての旅行や婚前交渉(=性交渉)は禁止されています。
交際期間中の注意事項
トラブルを避けるため、交際期間中の旅行や婚前交渉は禁止です。
IBJルール&マナーより
逆にいえば、エッチ以外のスキンシップやキスはOKということ。
実際、仮交際の終わり頃から、手をつなぎ始めている人も少なくないのではないでしょうか。
特に女性にとっては、「生理的に無理でないかどうか」を確認する意味でも、手をつないでみることは重要。
もし、まだ手をつないでいない人は、真剣交際ではぜひともチャレンジしてみましょう。
キスに関しては、仮交際中はタブーで、するなら真剣交際に入ってからとお考えください。
いずれにしても、お互いの気持ちが大切。自分勝手に進めず、相手の気持ちに寄り添った判断を忘れないように!
IBJの真剣交際で破局する確率は?
IBJの統計によれば、真剣交際から成婚退会できる確率は、60%程度(2020年:61.2%、2021年:59.8%)。
真剣交際に進んでも、10人に4人は破局して、またお見合い市場に戻ってくるということです。
少し衝撃的な結果ですが、真剣交際に進んだからといって必ず成婚できるわけではないということは、胸に刻んでおいてほしいと思います。
参考までに、よくある真剣交際の破局理由をまとめてみました。
・将来像の食い違いを埋められなかった
・性格や人間性に嫌な一面が見えた
・重要事項(宗教や持病等)の後出し
・(相手or自分の)家族に反対された
・親離れまたは子離れの問題
破局要因には、仮交際中に防げたこともあれば、実際に真剣交際に進んでみないと分からなかったことも含まれます。
また、同じ要因でも、それを乗り越えるか交際終了を選ぶか、結論の出し方はカップルによって異なります。
さいごにお伝えしておきたいのは、この3点。
- 真剣交際には成婚するつもりで進む(お試し感覚NG)
- 真剣交際=成婚ではないので、最後まで油断しないこと
- その上で「違う」と思ったら無理せず戻ってくればいい
以上を踏まえて、成婚に向けて進みましょう!