アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。
IBJではお見合いが終わると、お見合い結果(あなたの考え)を自分の相談所に伝えなければいけません。
結果入力はシンプルに、【交際希望】か【お断り】の二択です。
ぶっちゃけ「可もなく不可もなく」な相手ばかり。どうすれば…
「迷ったら仮交際に進んでみて」と言われますが、う〜ん…
初対面で1時間お茶しただけの関係ですから、迷うのは自然なことです
ここでは、婚活を成功に近づけるという観点で、お見合い後に仮交際に進むかどうかの判断基準をお伝えしていきます。
ちなみに、お見合いで「仮交際に進みたい!」とハッキリ思えた相手や、「絶対ムリ!」と感じた相手には、判断基準は不要。
ここで紹介するのは、あくまで迷う場合の判断基準です。
そしてその判断基準は、その時あなたが置かれている状況次第で変わってきます。
【活動初期】迷ったら仮交際を希望してみる
まずは、活動初期から。
活動初期にお見合いし、そのお相手を「可もなく不可もなく」に感じた場合、つまり、決定的に何か嫌な点がなければ交際希望を出してみましょう。
婚活では、活動前に抱いていた理想像が、活動する中で徐々に変わってくることは少なくありません。
(厳密には、理想が変わるというより、自分の本当の理想に気づくということですが)
これが活動初期だと、まだまだ分からない。
つまり、ご自身の中にまだ物差しがない状態なので、その物差しを固めることが大切です。
物差しを固めるためにも、「まず仮交際に進んでみよ!」という話です。
仮交際1回目のデートは、お見合いの延長戦くらいのイメージです。
延長戦で、自分が迷う具体的な原因が明確になったり、「やっぱこの人無理!」ということがハッキリすれば、それだけで収穫。
それは次につながっていきます。
少なくとも、活動初心者であれば、「仮交際って、こんな感じで進むのかぁ」という経験値が積めて、場慣れできるだけでも儲け物です。
もし、「この人、意外と良いな」と思えたなら、それはもうラッキーですよね。
お見合いで安易に切らなくてよかった〜
つまり、活動初期で、自分に軸もなければ、右も左も分からないあなたにとって、とりあえず仮交際に進んでみることは、メリットしかないのです。
デメリットといえば、デート1回分の金銭的・時間的コストかな?
それでも、仮交際に進む場合と進まない場合を天秤にかけたら、圧倒的に前者の方が得られるものが多いと思います。
多くの仲人さんが、「迷ったらGO」を推奨するのも、こういった理由からなんですよ。
【活動中期以降】仮交際相手と比較し決める
次は活動中期以降、具体的には活動開始3ヶ月目以降くらい。※婚活スピードには個人差あります。
その頃になると、すでにお見合いを重ね、仮交際も数名経験しながら、活動初期にはなかった自分なりの軸が見え始めているかと思います。
いくら年収が高くても、偉そうな人は無理だな
趣味が同じ人が希望だったけど、性格が合えば趣味なんて重要じゃないな
こういった発見の積み重ねで、活動初期に比べればお相手を判断しやすくなっているはず。
そして、その頃には「安定的な」仮交際のお相手も一人や二人はいるのではないでしょうか?
この段階で活動初期のような判断基準で進めてしまうと、自分のキャパ以上の人数の仮交際相手を抱えることにもなりかねません。
そのせいで一人ひとりを蔑ろにしてしまっては、元も子もないですよね。
活動中期以降の仮交際に進む判断基準は、現在の仮交際相手との比較になります。
具体的には、現在進行中の仮交際が何名いるかで切り分けるとよいでしょう。
- 現在進行中の仮交際が1-2名→3人目として仮交際希望を出してみる
- 現在進行中の仮交際が3名以上→うち1名削ってでもその相手を加えたいかどうか
このように考えて、お見合いした相手と仮交際に進むかどうかを判断してみてください。
なお、仮交際とはいえ、きちんと向き合うためには最低週1回のデートが理想。
となると、現実的に同時並行で抱えられる仮交際の人数は、2〜3名が上限だと考えます。
仮交際希望を出す際に気をつけたいこと
たとえ迷う相手であっても、仮交際希望を出す時にやって頂きたいことがあります。
まず、仮交際を希望してみるなら返事はなるだけ早く送ること。
ギリギリまで迷ったんですが、とりあえず仮交際希望してみます
(うーん、さっき【お断り】が来たよ…残念)
お見合い後の返事が遅いと、仮交際も成立しにくくなります。それでは本末転倒ですよね。
お見合い後の返事が遅い人の婚活が難航しがちなワケ。IBJ裏側と相手の気持ちの話。また、【交際希望】に至った気持ちを正直に書き添えることは、自分のためになります。
●● 様とのお見合いは【交際希望】でお願いします。
<交際希望理由>
・性格について
少し話が長いと感じる部分もあったのですが、好きなものが似ており、居心地よく感じたので、もう一度お会いしてみたいです
<交際希望理由>は、お相手にもお相手相談所にも直接伝わりません。
あなたが書いた内容は、所属する相談所だけが読みます。
ポジティブな内容は、あなたの仲人さんがお相手相談所に書き添えて【交際希望】を伝えることで、仮交際が成立しやすくなることも。
お世話になります。
本日のお見合いですが、当方の会員は、●●様と好きなものが似ていることもあり、話していて居心地よさを感じたようでございます。【交際希望】ですが、そちらはいかがでしょうか?
ネガティブな内容も、正直に書いてみることで、自分自身の傾向を掴むのに役立ちます。
ですので、当たり障りのないことではなく、ありのままの気持ちを正直に書き残してください。
お断りする場合の注意
ちなみに、【お断り】の場合も同様、自分自身の傾向を知るためにも、ありのままの気持ちを書くことをおすすめします。
▲▲ 様とのお見合いは【お断り】でお願いします。
<お断り理由>
・価値観の不一致
優しい方でしたが、少し自分に自信がない感じがあり、お話していてもっと知りたいと思えませんでした
ただし、<お断り理由>に関しては、お相手相談所に匿名で伝わります。※お相手相談所の管理画面に、あなたが記した内容が残ります。
お相手相談所がそれを読むかどうか、そしてお相手に伝えるかどうかは任意ですが、相手を侮辱するような内容は控えましょう。
<お断り理由>
・その他
B型の女は頭おかしい。やっぱりB型は無理
…
↑これは、実際にあった内容です。こんなコメントはお控えください。
仮交際を重く考えすぎないことが大事
婚活における仮交際とは、友達以上恋人未満の関係性。
決して恋人関係ではありません。
つまり、仮交際を希望することは、相手に愛の告白をすることでも、ましてや、結婚の意思決定をするような重い話でもありません。
場所を変えて、もう一度お話してみるだけのことです。
特に女性で多いのですが、仮交際を希望すること自体に恥ずかしさを感じたり、プライドが邪魔したり、慎重になりすぎる人もいます。
好きでもないのに告白したくないし、それでもし振られたら傷付きます
断られるのは、単にご縁やタイミングの問題。あなたの相手は他にも山ほどいます。
もっと軽やかに仮交際希望を出すこと、それがあなたの婚活を成功に近づける秘訣です。※その人の状況次第では、正反対のアドバイスすることもありますが。
どうしても決められない場合は、担当の仲人さんに相談してみましょう
IBJ方程式によると、仮交際に進む率は35%弱。ざっくり、3人に1人と仮交際に進める計算です。
IBJ成婚白書の典型的な成婚者像をみると、成婚者の仮交際数は中央値で4-5人程度。
もちろん、個人差のあることなので、それより多いから・少ないからといって気にしすぎる必要はありません。
ただ、一つ確実にいえるのは、
仮交際に進まないと、真剣交際にも成婚にもつながらない。
ということです。