アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。
お、お見合いが全然成立しない…
10人に申し込んだのに全滅…私は無価値?
相談所で活動を始めてみると、あまりのお見合いの成立しづらさにショックを受けてしまう方も少なくありません。
申し込みボタン押すのが怖い…
そして婚活のペースが落ちたり、最悪はここで早々に婚活から離脱してしまう人も…
ですが、これは本当にもったいないことです。
なぜなら、お見合いを申し込んでもなかなか成立しないのは当たり前だから。
今回は、IBJにおけるお見合い成立率について解説します。
何も知らずに結婚相談所に入った人がまず最初につまづくのはココ。これから相談所で婚活始める人にも、ぜひ知っておいて欲しいです。
【全体】お見合い申し込み成立率は6.3%(2021年最新)
下記は、2021年12月のIBJ合同定例会にて公表された、過去2年の「お見合い成立率」の数字です。
2020年には約336万件のお見合い申し込みが発生し、そのうち約21万件が承諾され、お見合い成立率は6.4%でした。
2021年には約420万件のお見合い申し込みが発生し、そのうち約26万件が承諾され、お見合い成立率は6.3%でした。
つまり、お見合い成立率の相場は6%台。
これは単純に、100人に申し込んで6〜7名とお見合いできる確率です。
2021年の6.3%を基準とすると、1人とお見合いするのに必要な申し込み数は15.8人(1÷0.063)です。
例えば「来月は5人とお見合いするぞ!」と目標を立てた場合、あなたは79人(15.8×5)に申し込まなければいけません。
実際は申し受け(相手からの申し込み)もあるので、必ずしも自分からの申し込みだけに頼る必要はないかもしれませんが。
とにかく、お見合いの申し込みをなかなか相手に受けてもらえないなんて、ごく普通のこと。
だって、お見合い成立率は6%程度なのだから。
たった10人に申し込んだくらいでヒィーヒィー言ってたらダメなんですね
冷静かつ戦略的に婚活を進めるためにも、こうした前知識を持っておくことは重要です。
- お見合いの申し込み成立率は、6%台が相場
- 100人に申し込んで6〜7名とお見合いできる確率
- 15〜16人に申し込んでやっと1名と会える(2021年6.3%を基準)
【男女年齢別】お見合い申し込み成立率と特徴
さて、お見合い成立率は6%程度ですが、
私は10人申し込んだらだいたい1-2人と決まるよ!
という人もいれば、逆に、
僕は100人に申し込んでも4-5人OKもらえるかどうか…
という人もいるでしょう。
それもそのはず。6%程度というのは、あくまで全体の話。
当然ながら、性別や年齢によってもお見合い申し込みの成立率は変わってきます。
以下は、過去に株式会社IBJが出したお見合い依頼の快諾率調査の結果です。
<調査概要>
・ 調査期間:2012年8月1日~2013年2月28日
・ 調査方法:IBJ運営の日本結婚相談所連盟加盟会員45,000人の中から上記期間内にお見合いを申し込んだ方を対象に算出。性別・年齢別で、「お見合い依頼数」と「お見合いの快諾数」を分析した。
・ 期間内の総申し込み件数570,061件【詳細】
~IBJ「お見合い依頼の快諾率」調査~
・お見合い快諾率は全年齢平均だと、6.6%。性別では、女性は7.8%。男性は、5.8%。
・女性の男性からの快諾率は、20代後半の11.4%から年齢を追うごとに約半分の6%台まで低下。
・男性の女性からの快諾率も20代後半の8.6%から40代後半までに4.4%にまで低下します。
・男性は緩やかに低下するのに対し、女性は39歳までに数値が急落。男性に比較し、女性は年齢が重要な要素になっています。
調査期間が2013年と少しデータとしては古いのですが、この時の全体のお見合い快諾率は6.6%とのことで、
- 2013年:6.6%(男性5.8%・女性7.8%)
- 2020年:6.4%
- 2021年:6.3%
時代が変われど、お見合い成立率に大きな変化はありません。
つまり、お見合い申し込みにおける人間の行動はそう簡単には変わるものではなく、2013年のデータを現在に置き換えて解釈しても問題なさそうです。
ということで、お見合い成立率を男女別・年齢別に表にまとめてみました。
成立率 | 1名必要数 | |
---|---|---|
20代後半 | 8.6% | 11.6人 |
30代前半 | 7.7% | 13.0人 |
30代後半 | 6.6% | 15.2人 |
40代前半 | 5.4% | 18.5人 |
40代後半 | 4.4% | 22.7人 |
平均 | 5.8% | 17.2人 |
成立率 | 1名必要数 | |
---|---|---|
20代後半 | 11.4% | 8.8人 |
30代前半 | 9.1% | 11.0人 |
30代後半 | 7.4% | 13.5人 |
40代前半 | 6.2% | 16.1人 |
40代後半 | 6.5% | 15.4人 |
平均 | 7.8% | 12.8人 |
[1名必要数]は、1名とお見合いするために何人に申し込む必要があるかを逆算したものです。
例えば、30代前半女性なら、1名とお見合いするのに11人に申し込む必要があることが分かります。
30代後半の私は、13〜14人に申し込んでやっと1人ね
40代前半の僕の場合、4人とお見合いするなら74人(18.5×4)に申し込まないと!
お見合い成立率を見比べると、男性よりは女性の方が、そして年齢が高いよりは若い方が有利。
最もお見合いが組みやすい(申し込んでOKもらいやすい)のは、20代後半女性です。
20代女子最強…
そりゃ、20代女子から申し込まれたら断らないよね
とはいえ、そんな20代後半女子ですら、申し込んでも断られることの方が多いわけで、決して甘くはありません。
また、男女ともに年齢があがるにつれお見合い成立率は下がり、20代後半と40代後半では倍近くの差に。
興味深いのは、お見合い成立率が下がる過程の男女の違い。男性は緩やかな低下ですが、女性は39歳までに急落します。
男性に比べて女性は特に年齢が重要な要素であること、裏を返せば、男性がいかに女性の年齢に重きを置いて相手を選んでいるかが分かりますね。
- 男性より女性の方が成立率は高い(男性5.8%・女性7.8%)
- 男女ともに年齢があがると成立率は低下していく
- 男性は20代後半から40代後半までに約半分に低下(8.6%→4.4%)
- 女性は20代後半から40代までに約半分に低下(11.4%→6%台)
- 低下の仕方は男女差アリ(男性は緩やか/女性は急落)
- 女性は特に年齢がお見合い成立率に響く(男性の年齢重視傾向)
お見合い申し込み成立率が低い理由
そもそも、なぜこんなにもお見合い成立率は低いのでしょう
この問題には、申し込む側と申し込まれる側の事情が関係しています。
まずは、申し込み側の観点でいうと、相談所では無理めな申し込みが頻発するから。
特に男性に多いのですが、
- 「せっかくお金を払ったんだし」「相談所に入ったんだからどうせなら」と、ワンチャン狙いで、女子アナ級の美女や10歳以上年の離れた若い女性に申し込む
- ピコピコとゲーム感覚で、手当たり次第申し込みボタンを押す
といった感じで、成立確度の低い申し込み数が膨らみます。そしてそれが、お見合い成立率の低下へ。
誤解なきようにいうと、どんどん申し込むその姿勢を否定したいわけではありません。
そもそもお見合いは成立しづらいものなので、お断りをものともせず果敢に申し込みをかけていく姿勢は、厳しい相談所婚活を勝ち抜くには必要なことです。
次に、申し込まれる側の観点でいうと、申し込まれても簡単には受けない人が多数だから。
例えば、
- 会いたい相手の条件が厳しい(男女)
- たくさん申し込まれ捌き切れない(女性と一部男性)
- 出会いに消極的・神経質(女性に多い)
- ホテルのお茶代があるので相手を絞る(男性)
など、OKしない・できない理由は男女それぞれで多岐に渡ります。
また、お見合い料がかかる相談所に所属していれば、会うだけで数千円〜1万円前後のお見合い料がかかるので、OK判断も渋めになりがちに。
お見合いがなかなか成立しづらい背景には、こうした申し込む側・申し込まれる側それぞれの事情があるのです。
お見合い申し込み成立率を少しでも上げるには?
「全体で6.3%、20代後半女性でも11.4%」
なかなか厳しいお見合い成立率ですが、
- プロフィール写真
- 自己PRの文章や内容
をしっかり整えることで、状況がガラリと変わる可能性があります。
お見合い成立の第一関門は、なんといってもプロフィール(写真と文章)なのです。
写真と自己PRを非常に重視する当社では、服装アドバイス(必要に応じて買い物同行)・スタジオ選定・笑顔の事前レクチャー・自己PR文の徹底指導と添削・担当カウンセラーからのPR方法・項目の埋め方/書き方など、細部にこだわっています。
そして、当社で活動中のアラフォー・アラフィフ会員様(婚活市場では苦戦するといわれる年齢)のお見合い成立率も軒並み平均を超えています。
実績例)
30代後半女性:20%超え(同年代平均7.4%)
40代後半男性:10%超え(同年代平均4.4%)
アラフォー女性のお相手はかなりのハイスペック男性ばかりですし、アラフィフ男性に至っては入会時に「自分のようなスペックでは、なかなかお見合いは組めないと覚悟しています」とおっしゃっていました。
不利なスペックであっても、プロフィールの出来映え次第では高いお見合い成立率を叩き出すことも不可能ではありません。
お見合いが成立せず苦戦しているという方は、まずはプロフィールを見直しをしてみてはいかがでしょうか?
身長や学歴・年収は変えられなくても、プロフィールは自分次第ですよね
“プロフィールは万全なのにお見合い成立率が平均以下”という人は、お相手条件を見直しが必要かもしれません。
とにかく、やれることをやり切った後は「お見合い成立率は低くて当たり前」と割り切ること。
そして、息を吸って吐くように、心を無にしてどんどん申し込んでいくのがコツです。
婚活は自分との戦いですし、言葉は悪いかもしれませんが婚活戦線の場です。例えお断りの回数が多くても、失うものはありますか?死ぬこと以外はかすり傷です。僕は自分が納得するまで歩みを止めません。傷付いたり疲弊している人はあなただけではありませんよ。ここを乗り越えた先に良縁があると信じてます。みんな頑張ろ。