IBJの結婚相談所のお見合い料、無料と有料。どちらがよいのか?

アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。

IBJの結婚相談所を選ぶ際に、お見合い申し込み数と並んでチェックしてほしいのが、お見合い料の有無。

移籍のご相談を受ける中で、このような後悔の声を聞くことも少なくありません。

婚活女子
婚活女子

深く考えずに入会したんですが、お見合い料が活動のネックに…

婚活男子
婚活男子

先月5人とお見合いして、相談所に5万円支払いました…

お見合い料の有無は相談所の方針によるもので、どちらが良い悪いとは一概にはいえません。

しかし、有料と無料の背景を知り、納得の上で選んでほしいとは思います。

宮﨑なお
宮﨑なお

当社は、お見合い料無料の相談所。その理由もお伝えします

IBJの結婚相談所のお見合い料と相場

お見合い料とは

結婚相談所のお見合い料とは、月会費とは別に、お見合い1回ごとに発生する料金。

IBJをはじめとした「仲人型の結婚相談所」では、お見合い場所や日時の調整を仲人が担いますが、このお見合いの設定に係る手数料として、お見合い料が設定されることがあります。

IBJの最近の傾向としては、お見合い料を取らずに月会費に含める相談所の方が多くなっているでしょうか。

一般的には、お見合い料有料の場合は、月会費が少し安く設定され、お見合い料無料の場合は、月会費が少し高めに設定されます。

また、同じ相談所内でも、「お見合い料有料」と「お見合い料無料」の両コースが用意されていることもあります。

相場は1回5000〜10000円

IBJの相談所のお見合い料の相場は、1回につき5000〜10000円程度。

安いところだと1回につき2000〜3000円という相談所もあります。

仮に、月会費が1万円&お見合い料が@5000円の場合、

  • お見合い0回の月:10,000円(1万円+@5000×0回)
  • お見合い5回の月:35,000円(1万円+@5000×5回)

といったように月の請求額が変わり、お見合いがなければ安く済みますが、積極的にお見合いをした月には出費がかさむこととなります。

お見合い料【無料】の当社の理由

冒頭でもお伝えした通り、当社はお見合い料無料で運営していますが、それには理由があります。

出会いを躊躇してほしくない

お見合い料が有料の場合、人はどうしても、「●●円払ってまで、この人と会う価値があるかどうか」を考えるようになります。

お見合いを申し込む際にお相手選びに慎重になるのはもちろん、お見合いを申し込まれた際にも、必然的にNG返事を出す機会が増えるでしょう。

婚活女子
婚活女子

う〜ん、●●円払ってまで会いたい相手ではないな〜。お断りポチッ

しかし、婚活というのは、会ってみないと分からないことが圧倒的に多い。

実際、成婚する方々をみていても、会う前からピンときていたお二人なんてほとんどいません。

成婚者
成婚者

なんとなく会ってみたら、意外とよかった

成婚者
成婚者

最初は「ちょっと会ってみようかな」という程度だった

こういうスタートから成婚していく人がほとんどです。

つまり、この「ちょっと会ってみようかな」の出会いは、婚活する上ではとても大切。運命のお相手はどこに潜んでいるのか分かりません。

お見合い料を設けて出会いを絞るよりは、お見合い料をなくしてフットワーク軽く出会ってもらう方が、断然メリットが大きい。

これが、当社がお見合い料無料にしている最大の理由です。

仮交際1名確保に、お見合い3回必要

当然ですが、お見合いすれば必ず交際につながるわけではありません。

IBJ方程式によると、お見合いから仮交際に進展する確率は35%程度。

単純に、仮交際相手を1名確保するためには、3回のお見合いが必要だといえます。

お見合いが不得意であれば、5回に1回や、10回に1回の割合でしか仮交際に進めないかもしれません。

そして、このような実りなきお見合いにも、お見合い料は発生します。

IBJ男性の場合は、ただでさえお茶代(1回2000〜3000円)もかかるので、そこにお見合い料まで加わるとなると…

こうしたコストの観点からも、お見合い料がなく、月会費という固定費だけで考えられる方が、シンプルで行動しやすいと考えています。

アラフォー婚活はスピードが大事

当社はアラフォー以降の男女にご相談をいただくことが多いです。

アラフォー以降の婚活は、常に時間との勝負。

戦況がどんどん悪化するなか、(特に子どもを希望するなら)ゆっくりしている暇はありません。

お金よりも時間の方が貴重で、1日でも1ヶ月でも1歳でも若いうちに出会うことが必要になりますが、そこにお見合い料があるとどうでしょう?

「先月お見合い料が多かったから…」「今月は金欠だから…」とお見合い控えが起こり、婚活のスピードが落ちかねません。

お金を気にせずスピーディに出会っていただくために、お見合い料無料としています。

お見合いには消化試合も存在する

結婚相談所では、こちらが楽しみにしているお見合いでも、お相手にとっては消化試合ということはよくあります。

お見合いまでの数週間の間に、

  • 抱えきれないほど仮交際相手ができた
  • 真剣交際に進むお相手ができた
  • 退会や休会をすることにした

といったように、状況がガラリと変わることも少なくないのです。

IBJでは、成立したお見合いをキャンセルすると違約金がかかるので、このような状況でも、とりあえずお見合いを遂行することが多い。

しかし、もはや消化試合も同然というわけです。

消化試合のお見合いが起こるのはある程度は仕方ないとしても、そうと知らずにお見合い料を払うのはあまりに不幸です。

こうした経済的な損失を少しでもなくすという意味でも、お見合い料無料を採用しています。

お見合い料【有料】の相談所の考え

一方で、お見合い料有料の相談所にも当然考えがあります。

闇雲なお見合いを抑制

お見合い料を有料にしている相談所の目的の一つに、闇雲なお見合いを避け、慎重なお相手選びを促すことがあります。

お見合い申し込み数の30件200件論争の話にも似ていますが、お見合い料が無料だと、安易なお見合いが増えて、一向に一人のお相手に絞れないこともあります。

つまり、無限に申し込みができたり、タダでお見合いができるせいで、婚活がうまくいかなくなるケースもある。

この傾向は特に男性に多く、男性向けの相談所などでお見合い料有料プランが多いのはこのためです。

なかには、同じ相談所内でも、男性向けプランではお見合い料有料とし、女性向けプランではお見合い料無料としているところもあります。

お見合い組める人・組めない人の公平性

お見合い料有料の相談所では、月会費が比較的安めに設定されていることが多いです。

同じ相談所の中でも、たくさんお見合いが組める人とあまりお見合いが組めない人が出てくるのは当然のこと。

この時、両者に同額の負担を課すのは公平性に欠けるという考えもあります。

月会費を抑えてお見合い料を有料にすれば、お見合いが組めない人は少ない負担で活動が続けられ、お見合いがよく組める人は組んだ分だけお金を頂くことになるので、ある意味で平等になる。

このように、会員の公平性を考えて、月会費低め+お見合い料を有料にしている相談所もあります。

もちろん、結婚相談所もビジネスですから、お見合い料を一つのキャッシュポイント(収益源)と考えていることは否定しませんが、必ずしもお金儲けだけが目的ではないのです。

お見合い料の費用シュミレーションの落とし穴

お見合い料の有料と無料、それぞれの意味はなんとなくでもお分かり頂けたかと思います。

基本的には、たまにお見合いする程度で、ゆっくりマイペースに婚活するなら、お見合い料有料の相談所の方がお財布に優しく続けやすいでしょう。

逆に、たくさん出会う中で自分に合う相手を見極めたい人や、短期集中的に駆け抜けたい人などは、お見合い料無料の相談所の方が動きやすいです。

ここで一つ注意しておくと、お見合い回数の平均で費用シュミレーションするのはやめておけということ。

たとえば、IBJ成婚白書によれば、男性成婚者のお見合い回数は11回、在籍期間は10ヶ月(中央値)。1ヶ月あたりのお見合いに換算すると、1.1回です。

毎月1.1回分のお見合い料を見込んだものが、お見合い料有料の相談所の実質的な月額費だというロジックも成り立ちます。

仮に、以下のようなお見合い料が有料と無料の相談所の費用を比較してみましょう。

有料型無料型
月会費月8000円月15000円
お見合い料@5000円@0円
実質月額月13500円月15000円

お見合い料@5000円の1.1回分は5500円なので、お見合い料有料の相談所の実質的な月額は13500円となります。

お見合い料無料で月会費15000円の相談所よりも、お見合い料有料の相談所の方に軍配が上がりました。

こうして、よりお得といえるお見合い料有料の相談所を選ぶ人もいるのですが、この考え方は危険です。

お見合い回数は読めない

統計的な数字を参考することは大事ですが、やはり、実際に自分が成婚するまでの期間やお見合い回数は、いざ活動を始めてみないとわかりません。

奇跡的に2-3回のお見合いで成婚にたどり着く人がいるのも事実ですが、一方で、スペックに問題はなくとも、1年でお見合い数が50回を超え、それでもなお苦戦中という方もいます。

平均的な数値や、希望的観測で費用を見込むのは、楽観的だといわざるを得ません。

お見合いは瞬間風速的

仮に、統計で出ている数字通り、11回のお見合いで活動を終えられたとしましょう。

その結果からみれば、お見合い料有料の相談所に入っていた方がお得であったとなります。

しかし、ここで見落とされていることがあります。

それは、お見合いは瞬間風速的に行われるものだということ。

11回のお見合いで成婚する人が、その11回のお見合いをしているのはどのタイミングだと思いますか?

ほとんどの場合、活動初期の1〜2ヶ月目に集中するものです。

分散したとしても、せいぜい2回。

活動初期に5-6回→そこでできた仮交際相手と終わるなどして再起→また5-6回のお見合い→今度は成婚、といった感じになることが多いと思います。

少なくとも、毎月コンスタントに小刻みに1-2回ずつお見合いが行われることは考えづらいです。

一気に11回のお見合いをすれば、その月の請求額は63000円(月会費8000円+@5000×11回)。

とりあえず半数の5回のお見合いをするとしても、その月の請求額は33000円(月会費8000円+@5000×5回)。

結果からみた費用は同じでも、一度に払う金額でみれば、心理的負担という意味でもだいぶ話が違ってきます。


仮に、A子さんという運命のお相手がいたとします。

A子さんに申し込めば、A子さんはお見合いを受けてくれ、相性バッチリで成婚も夢じゃなかった。しかし…

婚活男子
婚活男子

今月お見合い決まりすぎて出費が痛いから、A子さんへの申し込みは今度に回そう!

そうこうするうちに、A子さんは他の方と真剣交際に進んでしまい、”今度”がくることはなかった…。

婚活男子
婚活男子


成婚する二人でも、ほんの少しタイミングが違えば、出会うことなく終わっていたであろうケースは珍しくありません。

今空いている人が、来月空いている保証はないです。

「今空いている人には、今のうちに会っておく」これが婚活の鉄則です。

そう考えた場合に、平均にならしたお見合い回数で費用を検討することは意味に乏しい。

お見合いが平均的な回数で済むとしても、それには、金額を気にせず一気に勝負に出られる環境あってこそなのかもしれません。

あくまで、「一度にこれだけ払うことになっても耐えられるか」という、瞬間風速的な出会いを前提とした費用シュミレーションを行うようにしてほしいと思います。

宮﨑なお
宮﨑なお

以上、相談所選びの際には、お見合い料の有無をお見逃しなく!という話でした〜

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