アネマリ結婚相談所の宮﨑なおです。
アラフォー38歳で婚活開始→マッチングアプリで惨敗→IBJの相談所に移籍し40歳で無事成婚した仲人です。
ここまで長かったアプリ体験記も今回が最終話。
ペアーズで、 39歳エンジニアの次に、そして最後に会ったのは43歳看護師でした。
「アプリにいたあの人が、相談所に!!」
アプリから結婚相談所に移った人なら、誰しもこの経験あるのではないでしょうか?今回はそんなお話です。
【1人目】41歳・薬剤師
【2人目】43歳・Webディレクター
【3人目】38歳・建築士
【4人目】39歳・エンジニア
【5人目】43歳・看護師 ←今回はこの話!
※個人の特定を避けるため、お相手情報には若干のデフォルメを入れております。
転職相談してきた43歳看護師
- 出身:東京
- 住所:千葉
- 身長:165cm
- 年齢:43歳
- 婚歴:バツイチ
- 子供:なし
- 学歴:立教大学卒
- 職業:看護師
- 年収:600万円
自己PR文も良い意味で普通な感じ。プロフィール写真も、爽やかで優しそうな笑顔。唯一、
(立教大学に看護学部ってないよね…どゆこと?)
とは思いましたが、一旦”いいね”を返してマッチングしてみました。※のちにこの意味も判明します。
マッチングありがとうございます。ヒロといいます。
ニックネーム、ヒロさんです。きっとお名前は「ヒロ◯◯(ヒロシ、ヒロキ、ヒロアキetc)」とかなんでしょう。以後、ヒロさんと呼んでいきます。
なおさんの素敵なお写真だとか、お仕事について書かれている内容など、色々興味深くて”いいね”させせて頂きました。仲良くしてもらえると嬉しいです!
この導入から、すでに謙虚でまともそうな感じが伝わってきて、一安心。
期待はその後も裏切られることなく、程よい頻度・内容のメッセージやり取りを経て、徐々に親交を深めていきました。
もちろん、趣味やお互いの仕事の話など、ありきたりなやり取りもしましたが、43歳看護師ヒロさんに限っては、
今、看護師として企業への転職を考えているんですよね。なおさんのようにバリバリ働いている方からみて、この転職ってどう思いますか?
と転職相談をされたのが印象的でした。別に嫌な気分ではありません。
聞くと、看護師としての夢があり、それを叶えられるかもしれない、とある医療系ベンチャー企業からの看護師求人(デスクワーク)が最近出たそうなのです。
看護師といえば病院で働くのが主流で、実際、43歳看護師ヒロさんも病院以外で働いたことはありません。
そんな自分が今からデスクワークに行くべきか。やっていけるのか。やっぱり、現場で働き続ける方がよいのか。
夢のために今から新しい環境にチャレンジすべきかどうかを、かなり迷っているようでした。
私は、「せっかくの資格職、ダメだったら戻る場所(病院)はいくらでもある。その強みを活かして、チャレンジしない手はない」と意見を述べました。
そうですよね!何だかなおさんのアドバイスで気持ちがクリアになりました。チャレンジすべきですよね。僕、あの企業に応募してみます!
(背中を押せたようで、よかった〜)
で、少し厚かましいのですが、もし企業から内定出たら、そのご褒美に一緒にご飯に行っていただけませんか?
(上手だな〜笑)
誘いの口実に使っちゃってごめんなさい。でも、これで僕も転職活動頑張れます!
こうして私たちは、アプリを通して転職活動の経過を見守るという不思議な関係になりました。
ま、たまにはこういうのも悪くはない。
3週間の転職活動、合否はいかに?
そこから、約3週間にわたる転職活動が始まりました。
書類選考通過しましたー!来週、一次面接に行ってきます!
(おー!すごいすごい)
一次面接、合格したみたいです。来週、二次面接です!
(わー!おめでとう。頑張れー!!!)
二次面接、不安もありましたが何とか合格頂きました。明後日、いよいよ最終面接です。
(よく頑張りました!!明後日は悔いのないように)
会ったこともない人の転職活動でしたが、自分のことのようにドキドキワクワクしました。
といっても、アポが実現するかどうかは二の次。
あくまでこのドキュメンタリーに立ち会えることを楽しんでいるだけで、もし最終面接に落ちてアポが流れたとしても「まあ、いっか」くらいでした。
そんな最終面接もいよいよ終わり、あとは待つだけ。結果はいかに…。
数日後、
…最終面接、不合格でした。
(あー、残念><)
会社からのフィードバックも共有してくれましたが、見たところ、「まあ、これは仕方なかったよね」という不可抗力な理由でした。
仕方ありません。また明日から、看護師として病院の現場で精進しますよ。
43歳看護師ヒロさんとしても、やれるだけのことをやった結果だからか、スッキリしているようでした。
さて、今回は”企業から内定が出たら”という条件付きだったので、アポは実現せず。
そう思っていたら、
すみません。内定は出ませんでしたが、やっぱり御飯に行って頂けませんか?お疲れ様会として。
応援してくれたお礼もしたいですし、なおさんとお会いしたいです。
ふむ。3週間の転職活動を通して仲も深まったことだし、行ってみましょう。
LINE交換してみたら…個人情報に思うこと
と、このタイミングでLINE交換をすることになりました。
43歳看護師ヒロさんから送られてきた招待URLを押してみると、そこには「タカアキ」という表示名が…。
これが僕のLINEです。よろしくお願いします。
おそらく「タカアキ」が本名で、「ヒロ」はアプリ用のニックネームなんでしょうけど…。
(”ヒロさん””ヒロさん”と呼び続けてきた私のこの数週間は?)
少し白けた気分になりました。
(これから、どっちで呼ぶべきなんだろうか…?)
こういう過度に個人情報を気にする人を見る度に、私は思うのです。
(個人情報のためなら、相手の手間とか信頼関係はそっちのけかい?)
アプリで不用意に本名を公開したくない気持ちは分かりますが、ニックネームはせめて本名をモジる程度にするのが、まだ見ぬパートナーへの誠意なんじゃないかと。
そんなことを思った一件でした。
神楽坂アポで話した、生い立ち・経歴・離婚話
アポの場所は神楽坂になりました。お店探しも、
僕にお任せください。お礼も兼ねて、素敵なお店探しておきますので!
とのことで、お任せすることにしました。
アポ当日、指定されたお店に向かうと、そこは小洒落た個室空間。先に待機していた43歳看護師が迎えてくれました。
どうも。はじめまして!やっとお会いできましたね。その節はアドバイスありがとうございました!
アプリの写真と同じで、実年齢よりもだいぶ若い見た目の43歳看護師。
なおさんも、写真のまんまですね!
というか、とてもアラフォーには見えないです!お若い感じ。
私が写真詐欺ではなかったことに、いたく感激してくれました。
(わーい、ありがとうございます!)
聞くと、アプリですでに何人かの女性と会ってみたようで、
写真と全然違う顔の人が来たり、ほうれい線や目尻のシワにゲンナリしてしまったり。どうしてもそういうとこが気になっちゃって…スミマセン
と、抗えない男性の本能のようなものを打ち明けられました。
私も年相応に老いてはいるはずですが、心から褒めてくれるその姿を見て、嫌な気はしませんでした。
さて、こちらのお店では、43歳看護師がコースを注文してくれていたようで、前菜・メイン・デザートなどが順に個室に運ばれてくるスタイル。
料理を待つ間、そして料理を食べながら、色々お話をしました。
・実家は成城(実は裕福なお家のお坊ちゃん)
・立教大学在学中にサークルで彼女できる
・看護師志望の彼女に影響され、看護師に興味
・立教大卒業後に看護学校で資格取得
・以来、看護師一筋
・ちなみにその彼女とは数年後別れた
生まれ育った環境を聞いて、ずっと感じていたガツガツしてない朗らかな人柄にも納得です。
また、人並みに恋愛経験もあり、特に、初めての彼女に影響されて当時珍しかった男性看護師を目指したエピソードは興味深く聞けました。※立教大学と看護師がここでつながりました!
ちなみに、元奥さんとの結婚生活と離婚についても、赤裸々に語ってくれました。
・同い年の女性と28歳で結婚
・妻はすぐに専業主婦に
・妻は料理や掃除等、家事が苦手だった
・看護師と兼務しながら、主夫業も担ってきた
・15年耐えてきたが、色々限界に
・迷った挙句、半年前に離婚を切り出した
・両親も離婚には賛成(見兼ねていた)
決して相手を悪く言おうとしているのではなく、身に起きたことを淡々を説明していることは十分に伝わりました。
本当に、忍耐の結婚生活だったようです。
ちなみに、アプリの【子供の有無】の項目は「なし」。
家事家計の一切を放棄した妻との生活を何とか15年支えてきたけど、悩みに悩んで約半年前に離婚をし、
今は久しぶりの自由の時間を噛み締めています。
これまでは、仕事が終わって帰宅すると料理含めた家事が待っていて、自分の時間なんてなかったので。
とのこと。
一人の生活も落ち着いてきたことだし、人生リスタートしようと、アプリも始めてみたんです。
恋活か婚活かは不明ですが、真面目にお相手探しをしているようです。
そうこうするうちに、個室の予約時間も終わりとなり、店員さんがお会計にやってきました。
素敵な個室とコース料理のお会計
店員「お会計は、コース2名様でxxxxx円になります」
43歳看護師だけに伝票を向け、私に金額を伏せながら伝える店員さん。
- 「応援してくれたお礼も兼ねて」と
- 素敵なお店を探してくれ
- 個室まで取ってくれ
- コース料理まで予約しておいてくれた
- (一応、5歳年上だし…)
という状況を客観的に考えると、もしや奢りなのでしょうか?
念のため、「おいくらですか?」と聞いてみました。
えっと、コース2名で14000円なので、なおさんは7000円お願いします!
店員さんがわざわざ伏せた伝票を翻して見せてくれた43歳看護師。
そこには、おっしゃる通りの合計14000円の記載が。
気を遣って私が少なく済むように嘘をついてくれたとかではなく、本当の本当に同額の割り勘でございます!
(ピッタリ割り勘にするなら、ここまで勝手にお店もコースも決めないで欲しzxvbjkjkl;)
(はーい、了解でーす!)
私から現金7000円を受け取った43歳看護師は、それを財布にしまい、代わりに自分のクレジットカードで払っておりました。笑
お店を出てから駅までの道、
今日は楽しかったです。明日はお休みですか?僕はジムに行こうかな。
などと、他愛のない話をしながら歩き、改札でお互い反対方向の電車に乗り解散しました。
すぐにお礼LINEが来ました。
さきほどは楽しい時間をありがとうございました!会えて本当によかったです。
また週明けからお互いお仕事がんばりましょう!
43歳看護師からほんのり好意は感じてはいましたが、具体的に次の誘いがあったわけではありません。
私も「悪い人じゃないんだけどね…」くらいな感じで、お誘いを待望しているわけではありません。
次を匂わせない、かなり軽めの返信に留めておきました。
「こちらこそありがとうございました!また頑張っていきましょう!」-完-
そこから、LINEは来なくなりました。
2ヶ月後、地震後に鳴ったLINE
あれから約2ヶ月。
あのアポを最後に、私はIBJの結婚相談所に入会し、活動を始めていました。
43歳看護師のこともすっかり忘れていた頃のことです。
都内で大きな地震があり、私の住む世田谷区もかなり揺れました。
揺れが収まって少ししたタイミングで鳴ったLINE通知。
なおさん、地震大丈夫でしたか!?
世田谷区かなり揺れたらしいですね。ニュースで見て。千葉も少し揺れました。
千葉に住む43歳看護師が、世田谷区の私を案じて、アポ以来2ヶ月ぶりにLINEをくれたのでした。
というか多分、地震にかこつけたザオラルLINEなのですが。
アポの時の印象を一生懸命思い出してみるも、
(う〜ん、悪い人じゃないんだけどね…)
やっぱりそうとしか思えない自分がいました。
それに、相談所で活動を始めてみて、マッチングしたら必ず会えて、アポ(=お見合い)の翌日には必ず結果が出て、交際においても必ず白黒がつく環境に、私はかなり救われていました。
精神的な意味でも、時間的な意味でも。
アプリのこういう自由過ぎるフェードアウトやザオラルにはもううんざりなのです…。※調子の良過ぎる38歳建築士とか、アポ未満の相手でもFOやザオラルメッセージはざらだった。
(こんな人たちにアラフォー女の限られた時間を使ってはいけない!)
私はあえて、そっけない返信をすることにしました。
「揺れたけど大丈夫でしたよ!そちらもお気をつけて!」-完-
すぐに既読がつき、以降LINEが来ることはありませんでした。
これで終わり。さよなら、43歳看護師さん。
後日談)私がIBJで見つけたのは…
さらに時は過ぎ、私のIBJ相談所の在籍期間も1年弱に。活動は佳境を迎えていました。
そんなある日、ふとIBJのアプリで新規会員の一覧を見てみると、そこに何となく見覚えのある顔が。
気になって、その男性のプロフィールを開いてみたら、、、
(あーーーーーっ、43歳看護師さんだ)
アプリに載せてた写真と違って、お見合い用の真面目なスーツ姿でしたが、これは間違いなく43歳看護師。
なんなら、IBJのカジュアル写真には、アプリで使ってたものが並んでる!
あれから1年、43歳だった彼も44歳になっていました。←私も38歳から39歳になってます。
アプリで見た人が相談所に現れるのはよくあることですが、アポまでした人を相談所で見つけたのはこれが初。
感慨深かったです。
(この人、婚活者だったんだぁ)
(で、アプリやっぱり難しかったんだねぇ、だよねだよね)
アプリにいた人を相談所で見かけると、同窓生のような、同志のような気持ちでエールを送りたくなるのは私だけでしょうか?
(どれどれ、プロフィールを見てみよう)
- 出身:東京
- 住所:千葉
- 身長:165cm
- 年齢:44歳
- 婚歴:バツイチ
- 子供:あり
- 学歴:立教大学卒
- 職業:看護師
- 年収:600万円
うんうん、アプリにも同じこと書い…
…
…
…
_人人人人人人人_
> 子供:あり <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
(お子さん、おったんかーい!)
子持ち男性がNGとかそういう話ではなく、アポの離婚話でまるで子どもがいないかのように振る舞っていたことに愕然です。
そもそも、アプリの【子供の有無】の項目も「なし」だった。
(子持ちだとなかなかマッチングできないから、隠したのかな?)
(仲良くなったら打ち明けてくれるつもりだったのかな?)
彼の真意は知る由もありませんが、やっぱりアプリって怖いなぁと感じた一件でした。
(あんなに涼しい顔して、嘘がつけるなんて…)
私はそれから比較的すぐに夫と成婚退会したので、この彼のIBJでの動向は知りません。成婚退会できたかな?
アプリの体験談はこれにて終了。最終話までお付き合い頂きありがとうございました。
体験談、楽しく拝読させていただきました♪
私は結婚相談所でご縁がなかったので、
婚活アプリをついさっき始めたところです(#^^#)
いや~いろんな方がいるんですねぇ
コメントありがとうございます!嬉しい・・・
婚活アプリの方、うまくいきますように!!!